日産自動車は11月12日、2020年4〜9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。最終赤字は第1四半期の2856億円から3300億円に拡大した。

第2四半期(6〜9月)の売上高は1兆9185億円、連結営業損失は48億円、当期純損失は444億円。第1四半期3か月(4〜6月)と比較すると、販売台数の回復に加え、固定費削減等の財務基盤強化に向けた取り組みの進捗により、営業損失は大幅に改善した。

これにより第2四半期累計(4〜9月)の売上高は前年同期比38.2%減の3兆0927億円、営業損失は1588億円(前年同期は316億円の利益)、当期純損失は3300億円(同653億円の利益)となった。

トヨタ自動車は11月6日、2020年4〜9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症拡大の中、最終黒字6293億円を確保。通期純利益は前回予想からほぼ倍増の1兆4200億円に上方修正した。

2020年4〜9月期における日本、海外を合わせた連結販売台数は、前年同期比33.7%減の308万6000台だった。日本での販売台数は同19.2%減の92万1000台。海外は同45.3%減の216万5000台。内訳は北米が同35.7%減の93万台、欧州が同25.4%減の39万5000台、アジアが同46.1%減の45万6000台、その他が同44.8%減の38万4000台だった。

これらの結果、営業収益は同25.9%減の11兆3752億円、営業利益は同62.8%減の5199億円となった。税引前利益は同55.1%減の7288億円、純利益は同45.3%減の6293億円となった。