大阪経済界の総力を結集せよ 三浦春馬主演の映画「天外者(てんがらもん)」製作秘話
波溝康三
2020/11/22 08:00

https://www.sankeibiz.jp/workstyle/news/201122/wsa2011220800001-n1.htm

 明治維新後、現在の大阪商工会議所や造幣局の創設に尽力するなど“大阪経済の礎”を築いた立役者である幕末藩士、五代友厚の人生を描いた映画「天外者(てんがらもん)」が12月11日から全国で公開される。
「実も入らぬ、名も入らぬ…と人のため、そして大阪のために人生を捧げた五代の志を現代日本人に伝えたい」と大阪の財界が中心となって映画製作のプロジェクトを立ち上げ、7年越しで完成させた。
製作総指揮を務めた廣田稔プロデューサーは大阪弁護士会に所属する弁護士だ。「今の時代、五代のように人のために人生を懸けることのできる人間はどれほどいるでしょうか?」。
大学卒業後、鹿児島から大阪へ出てきた自身の人生を、薩摩で育ち大阪に骨を埋めた五代に重ね、大手映画会社でも困難なオリジナル映画を執念で公開へと導いた廣田プロデューサーに制作秘話を聞いた。
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