>>221
東京都民がいろいろ書いてるけど、一点だけ反論しておく。

JR東日本の東京近郊区間を見慣れている人が、JR西の大阪近郊区間をみてガッカリするのは、当たり前です。
東京近郊の路線整備(正確には再整備)に着手したのは1960年代後半、ところが関西でそれをやり始めた
のはJR西日本発足のあとからだからです。気合いの入れ方も時間のかけ方もちがうんだから、しかたない。

60年代以降の旧国鉄はひどい赤字に苦しんだ。でもその財政難の中で、2つの路線だけ力を入れていた。
1つは新幹線、もう1つは東京近郊区間だ。
かくしてJR東日本は、「世界最高の鉄道会社」と評されるぐらいの高みに上り詰めた。
でも、その裏では、東京と新幹線区間をのぞく、全国の国鉄路線の犠牲(過少設備投資)が進行していた。
いいかえれば、東京以外の旧国鉄利用者は、鉄道料金を東京にみつぎつづけていた、とも言えるだろう。

JR西日本の場合は、分離独立後「アーバンライナー」構想を掲げ大阪近郊区間の乗客を私鉄から奪還しようと
したが、2005年の福知山線脱線事故で挫折。それ以降のJR西は、設備投資の大半を安全向上につかった。
車両とかの設備投資は後回しにした(旧国鉄の車両は構造が頑丈につくってあったので問題が起きにくかった)
ようやく、その安全設備投資が一段落し、車両や駅舎とかの設備投資が増やせるようになったのは近年のこと。

きみたちは、関西を含む日本全国のJR利用者の利便性を犠牲にして、のうのうとJR東の列車に乗っておるのだよ。
それを忘れないでもらいたいな。