本来、日本に経験のないカジノなんか横浜に造るべきではないことは、市民は百も承知である。
しかし横浜は「中央新幹線」という名の下に造られるリニア新幹線が実際は東海道バイパス新幹線であるという
騙し討ちに遭って、見事に誘致を逃してしまい、近い将来日本のメインの国土軸から外され、
大都市としてのポテンシャルを確実に失うことが確定している。
そこでやむを得ず、その代替手段として、日本がかつて経験のないカジノを誘致することによって、
そのインパクトによって都市としてのポテンシャルを何とか保とう、という苦肉の策なのである。
つまりカジノは横浜が生き残るための切り札であり、逃したリニアの代償であり、
市民としては故郷の生き残りを掛けた「必要悪」なのである。