名古屋駅再整備 桜通口、ロータリー交差点から三差路に
12/13(木) 22:06配信 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00000088-mai-soci

2027年のリニア中央新幹線開業を見据え、名古屋市が名古屋駅周辺の再整備計画の素案をまとめた。市関係者への取材で判明した。

名古屋駅の東口(桜通口)の円すい状モニュメント「飛翔」を撤去後、現在のロータリー交差点を廃止して三差路に変更する。広場空間も新たに設け、東海地方のターミナル駅の玄関口にふさわしい見通しを確保する。

素案などによると、現在は「飛翔」がある位置までを広場とする。広場沿いにタクシーと乗用車の乗降場を分離して設置し、既存のデッキ施設を撤去して歩行空間を広げる。

乗り換えなどの際に歩行者が雨にぬれないよう、デザイン性のある大屋根の設置も検討する。三差路はスクランブル交差点化などを視野に、歩車分離に配慮する。

撤去後の「飛翔」の取り扱いは未定だが、分解してミニチュアとして保存する案などがある。

一方、駅西口(太閤通口)は、道路への滞留が問題になっている高速バスや観光バスの乗降場について、地下への配置も含めた複数案を検討する。
当初は複層の構造物を設ける案もあったが、見通しが悪くなるとして改めた。ただし地下にすると事業費が膨らみ、エスカ地下街など関係者との調整が必要となる。