2020年の東京五輪開幕まで2年を切り、アシックス(神戸市中央区)など
関西のスポーツ用品メーカーの取り組みが熱を帯びてきた。

一方、他社も手をこまぬいていない。アシックスに次ぐ国内2位のミズノ(大阪市)は
東京五輪の33の正式競技のうち柔道、卓球、バレーボールなど国内14の競技団体とスポンサー契約を結ぶ。
バドミントンでは、ヨネックス(東京)の独壇場の国内ラケット市場に食い込むため、前回大会銅メダリストの
奥原希望選手と個別契約を締結。
研究開発費を積み、高性能なラケットの共同開発を進める。

ミズノ・コンペティションスポーツ事業部の鳴尾幸治郎部長は「平昌(ピョンチャン)冬季五輪でも、
競技団体と契約していたスピードスケートなどで日本勢が活躍し、認知度は上がった。東京五輪も十分効果がある」と強気だ。

国内3位のデサント(大阪市)はゴルフやカヌーなど八つの競技団体や、競泳の瀬戸大也選手など有力選手と契約。
総工費35億円を投じた研究開発拠点を7月中旬、大阪府茨木市に開設し、ウエアの性能向上を図る。
担当者は「競技団体や選手と共同でスポーツ業界を盛り上げていきたい」とする。
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