鉄道総研の実験では、往復約1キロメートルの試験区間でリチウムイオン電池にフル充電してから約半分の容量になるまで、15往復以上の走行ができた。この走行結果によれば、500メートルおきに停留所のある15キロメートルの路線を走行することが可能だという。

川崎重工の「SWIMO」も、主要なコンセプトは鉄道総研の車両とほぼ同じだが、二次電池がニッケル水素電池である点が異なっている。当初年間150〜300両規模で生産し、価格は3両1編成で2億5000万〜3億円を想定している。