米で新たな炭鉱の開所式 石炭産業奨励の大統領に期待も
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170609/K10011011561_1706090923_1706090924_01_02.jpg
6月9日 8時21分
アメリカ東部ペンシルベニア州で新たな炭鉱を開く式典が開かれ、環境規制を緩和し、石炭産業を奨励するトランプ大統領に期待する声が多く聞かれ、根強い支持がうかがえました。
アメリカのトランプ大統領は、国内の雇用創出を最優先にすべての環境規制の見直しを指示するなど、石炭や石油産業を後押ししていて、今月1日には地球温暖化対策の国際的な枠組み、パリ協定から脱退すると発表しました。
こうした中、かつて石炭産業が栄えた東部ペンシルベニア州のサマーセット郡で8日、コークス用の石炭を採掘する新たな炭鉱の開所式が開かれました。
式にはトランプ大統領がビデオメッセージを寄せ、「私は皆さんの仕事を脅かす規制を一つ一つ取り除いていく」と述べると、200人を超える出席者から大きな拍手が起こりました。
また、出席した州議会議員が「パリ協定はアメリカを後退させる」と批判したほか、会場からも「持続可能な雇用が大切だ」など、トランプ大統領に期待する声が多く聞かれ、根強い支持がうかがえました。
一方で、会場の外では10人程度の市民が「炭鉱は要らない」などとシュプレヒコールを上げて抗議する場面も見られました。
トランプ大統領は、石炭産業の復活を支援する姿勢を示すことで有権者の支持をつなぎ止めたい考えですが、全米の炭鉱の数は、この10年で、およそ1800か所から1160か所に激減しており、思惑どおりに進むかは不透明です。
関連
【アメリカ】トランプ政権、気候変動取り組みのパリ協定を離脱宣言「公平な新しい取り決めの再交渉を始める」[06/02]
http://egg.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1496421808/
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6月9日 8時21分
アメリカ東部ペンシルベニア州で新たな炭鉱を開く式典が開かれ、環境規制を緩和し、石炭産業を奨励するトランプ大統領に期待する声が多く聞かれ、根強い支持がうかがえました。
アメリカのトランプ大統領は、国内の雇用創出を最優先にすべての環境規制の見直しを指示するなど、石炭や石油産業を後押ししていて、今月1日には地球温暖化対策の国際的な枠組み、パリ協定から脱退すると発表しました。
こうした中、かつて石炭産業が栄えた東部ペンシルベニア州のサマーセット郡で8日、コークス用の石炭を採掘する新たな炭鉱の開所式が開かれました。
式にはトランプ大統領がビデオメッセージを寄せ、「私は皆さんの仕事を脅かす規制を一つ一つ取り除いていく」と述べると、200人を超える出席者から大きな拍手が起こりました。
また、出席した州議会議員が「パリ協定はアメリカを後退させる」と批判したほか、会場からも「持続可能な雇用が大切だ」など、トランプ大統領に期待する声が多く聞かれ、根強い支持がうかがえました。
一方で、会場の外では10人程度の市民が「炭鉱は要らない」などとシュプレヒコールを上げて抗議する場面も見られました。
トランプ大統領は、石炭産業の復活を支援する姿勢を示すことで有権者の支持をつなぎ止めたい考えですが、全米の炭鉱の数は、この10年で、およそ1800か所から1160か所に激減しており、思惑どおりに進むかは不透明です。
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