ねぇねぇ、その銃、触らしてよ
-------ヴァーン-------
そう聞いた女の子はあっという間に頭を吹き飛ばされてしまった
そう、ここは銃を持って戦う女の子、通称ガン・ガールズと一般人の女の子がともに通う学校、女子銃器訓練及び
それに伴う社会的摩擦を軽減するために一般人の女生徒を共に通わせることを想定された県立高校
これ、正式名称ね
「アッタマクるんだよねあ・あ・い・う・の」
ドゴ!
頭を吹き飛ばされた女生徒は腹を蹴られ、A棟校舎2Fの窓を直撃した
凄まじい轟音であった
「なんで一般人と一緒の学校に通わなきゃいけないんだっつーの」
内容はこうだった
「貴女が殺さないように米大統領を日本に連れて来ました。それでこんな賭けをしたのですよ」
車に乗せて連れ回したらしい。丘を越えたところに新幹線の線路が通ってるそうだが、少し先の高架線を潜る前に新幹線が車から見えたら大統領の勝ちというものだった。負けたらその場で殺されるらしい
「結果は?」
その時のエーデンバインよりも冷や冷やしているかもしれない
「大統領の勝ちですわ。延命措置です。エーデンバインが飛行機でアメリカに着くころには全てカタが付いていてほしいのだけれど」
こいつは何か勘違いをしている
「そりゃそういう意味だ?」
「くれぐれも早まった行動はお控えください。それと、護衛ですが、ウチの私兵は派遣社員ではないので…」
内容は以上だ
バキュームカーから降り、休憩を挟む。車体に背中を預け、今回は趣向を変えて、こちら、ポンポンオペラ。リトルシガーだ
黄色のパッケージに赤文字でPOMPOMと書いてある楽しげなデザイン
普通の煙草より若干長めだ。茶色い巻紙で、再生紙のようなイメージを受けた。フィルターも茶
煙草ではなくリトルシガー。葉巻の葉を使っている。手軽に葉巻を味わいたいならリトルシガーという選択肢は全然有りだ
放って置くと火種は消える
なめした皮の味がするが、フィルターの部分は激アマだ
強めに吸ったときのほろ苦さはコーヒーを濃く凝縮したような癖になる味
フィルターの甘さはガラムのような絡みつくようなべたべたした甘さではなくさらっとしたような印象がある
フィルターは一回舐めるとすーっと消えて行く
煙の心地よい苦みもいつの間にかすーっと消えて行く。後に残らない。すっきりしてる
美味く(上手く)吸いたいなら灰はあまり落とさない方が良い
灰がラジエーターの役割を果たすので、火種が冷えて美味しく吸えるからだ
真ん中頃まで吸い終え、親指で引っ掻くように灰を落とす
いつもなら、最後まで吸わないのだが、今日はゆったりとした時間を楽しんでいられる余裕があった
タンクの中の悲鳴を聞くたび、エータランズの魂が浄化されていくのが肌で感じられた
火を着け始めの最初から火種を揉み消す最後まで「旨さ」を堪能できる一品だった
"犯人"の顔で揉み消してやりたいところだが、生憎この中にいる。タンクにねじ伏せるように揉み消すと、作業開始だ
スコッチプレインズを離れ、ここはファンウッド
適当な住宅に乗り付ける
「こんにちわ。バキュームカーです。お宅のxxお預かりします」
若い白人女性は草むしりをしているところだった。するとどうだろう、こちらを見ると、すぐに家の中に入って行ってしまった
「そんなにクセーかな?こんなのエータランズの痛みに比べたら全然…」
キョトンとした。構わず汚水タンクの蓋を開け、ホースを入れた
すると、今までとは比較にならない程の悲鳴がタンクの中から聞こえてきた
ん?そろそろ満タンか?
ここいらが、死ぬかどうかの瀬戸際だろうな
汲み取りを続けていると、家の中から先程の白人女性が出て来た。若者らしいカジュアルな洋服を着ている
「ちょっと、悲鳴が聞こえるんだけど?」
慌てて誤魔化す
「ぅえ?私は何も聞こえませんけど?」
「聞こえるじゃない。まさか犯罪じゃないよね?」
「さぁ…ああ、曲ですよ」
「曲?」
「こういう仕事してるもんでね。作業の最中は、なんていうか、せめて救いがないと駄目なんですよ」
「というと?」
「グラインドコアを掛けてるんです」
無茶がある
ボーカルは分かるが演奏はどこに?
「そういうこと?分かったわ」
耐え切れなかったのか、押し問答もそこそこに彼女は家の中に引っ込んでしまった
次の家に向かい、そこでの汲み取り作業を終えたとき、悲鳴は聞こえなくなっていた
そろそろ死んだか?
こりゃもう、頃合いだな
ステップを上り、タンクの上部分に付いてる蓋を開ける。これで中の様子が見れる
「おや、この顔はどこかで…」
今回の一連の事件、納得がいった
「元社員だ」
すると、どこからともなく現れるエータランズとエクレイク。それにエニールまで。ハト派の大統領候補やその勢力。現大統領のエーデンバインとディーフコル社のエストライヒャーまで。私兵を連れている
これは一体…?
「生きていたのか?エータランズ。これは一体?」
「スマホで撮って送ってやってください。今日はエーベルハルト大統領の誕生日だそうで」
第○○話
「飛べる薬ってことっすか?」
舌を布団の様に畳んで、その折り目を出したり引っ込めたりしている
ここはハイブランドショップだと思ったら大間違い。日本のアンダーグラウンドの宝石店だ。ローではない
「一文字違うな。これ、どのくらいするんだ?」
「値段は聞かないでください。そうですね、一個で数億はくだらないですね。少なくとも、ウチで仕上げた物は」
ま、それは額面上ってだけで、指輪の"意味"まで含めてしまうと値段は付かなくなる。ブラックマーケットに出品しようものならまず間違いなく消される(その前に落としたりしねーよ)
中指に三個、親指に一個。それ以外の指には二個。左右を足して合計二十個。最後の一個を山口組のアクセサリー職人が作ってくれている。刻印を掘る最後の過程だ
「世界中のギャング・マフィアからの貢物です。要は通行証なんですよ。エストベルクさんが」
右手で制した
「辺留で良い」
「ええ、多くの偽名を使われていることも知っています」
「よろしい」
「関係のある、証でもあるのです。例えば、辺留氏がどこか取引に行かれますよね?するとその指輪を見た相手はビビるんです。裏にギャング・マフィアが付いてるって」
「っていうと、この髑髏の指輪はどこかのギャングのマークってことかい?」
「いえ、裏に刻印が掘ってあります」
Los Zetasとある
今までの人生で、全く関わりがなかった
「ふーん」
「危なくなったらこの指輪を見せてください。山口組に関わりがある物だと知ればすっ飛んで逃げて行きますから」
「あはは」
「インフィットは昔の様な完全極秘裏の秘密組織では最早ないのかも知れません。職人である私が知っているくらいですから…」
それだけ勢力が伸びたというだけの話だ。別に差支えはない。ファイザー社を取り込んだばかりのこの時期
何でも、「今はワクチンを作っておりますが、収束したらインフィットの第二工場として機能します」とのことだった
別にファイザー社がそのようにしか機能しなくなるわけではない。リソースの何割かを拝借するだけだ。生産能力は上がる。所謂業務提携という奴だ
「指輪は友好の証であるとともに辺留氏の取引の助けになるものです」
これで取引口が広がったともいえるし(小口はあまり好きではないんだが…)、ウチらにも売れということなのかも知れない(歯止めが利かないなこりゃ)
なるほどな。これで友達になったつもりなのだろうか?
「浅い」
「何がですか?」
出来立ての指輪をはめ、私は店を後にした。何のことはない、少し階段を上がれば地上だ。普通の一般市民の街並みがある
立てやすくなった両中指でFUCKを作った
色とりどりの宝石や地金が燦然と輝いていた
数々の陣営を繋ぎとめるものがあると思う。イエス・キリストだと思う
こっちが本丸だな。第266代教皇エシスコーンとお会いし、昼下がりの午後、二人でお茶を交わしていた。ケーキスタンドはない。簡素なものだ
「お話は聞いているよ。ミスエストベルク。何でも、妙な薬を売っているとか。世界中の人々が欲しがっているようだね」
「それはそれは、エシスコーン教皇のお耳にも届いているようで、光栄の極み」
「裏で何やら動きがあるようだね。我々の情報網が掴んだ情報だ」
バチカンの教皇庁の情報網はCIAやモサドをも上回る
「それはそれは。何でも一般人の朝食のメニューまで知っているとか。恐れ入ります」
「調味料のグラム数までね」
マジかよ
「それはそうと、色んな方から貢物を貰ってると聞いたよ。今日お呼びしたのはね、私も上げたい物があったからさ」
そわそわしてきた。おくびにも出さない
「何でしょう?」
「受け取ってくれないか?」
エシスコーン教皇は純白の、小さな箱を取り出した
丁寧で、落ち着き払った動作で箱を開ける教皇。中身を取り出し、私の耳に近づける
「ほぅら、良く似合ってる」
満面の笑みを携えるエシスコーン教皇
「ありがとうございます」
ささやかな微笑みを返した
白い十字架をあしらったイヤリングだ。国一番の職人に作らせたらしい
少し温かみを感じる爽やかな風はここを去るのに相応しい
意味のあることをただひたすら重点的に行っている
マーケットは広がる。ファイザー社の後押しもある。贈り物のおかげで、着実にコネクションは増え続けている
日本に戻り、天皇陛下へご挨拶に向かう
上級国民に紛れ、今の私はエストベルクだ
テレビにバンバン映ってる。インフィットには後で怒られるかもしれない。ギャング・マフィアは怒ってるかもしれない
しかし、もうそんな時ではないのだ。第三次世界大戦は間近だ
天皇陛下と皇后様が順番に握手をしていって、参列者と一言、二言喋っている。そして、ついに私の出番だ
変装は、グレッブ・トセで来た。まずは、天皇陛下だ
「おやおや、こんなところに可愛い女の子が。どこの方ですか?」
知ってるに決まってるだろ。何言ってんだこいつ
「アメリカです」
「おお、それはそれは。普段何をされてるんですか?」
「上流階級のパーティーを渡り歩いています」
「そうなんですか。素敵な指輪ですね」
思わず笑みが零れる
「そうなんですよ。いっぱいつけてるから外れやすくて」
「それではまた今度」
「はい」
徳仁天皇陛下は私の左にいる者に話しかけだした。次は皇后様だ
「こんにちわ」
「こんにちわ」
「最近ウイルスが流行ってますね」
「そうですね」
「特効薬でも作られればいいのだけれど…貴女、お名前は?」」
「グレッブ・トセと申します」
「何か心当たりはない?」
凄い情報の速さだな。日本にはあまりそういった情報機関は育ちにくいと思っていたんだが
「いえ」
この聞き方だとバレている。しかし、どうしたことはない。こちらは勢力を伸ばし続けるのみだし、何なら店でも開いて売ってやってもいい
(これはマジな話だ。終戦間近くらいで闇市で売ることを視野に入れている)(その時には品揃えは一新されている)
「あらそう。ところで私昨日から熱が出ちゃってて。良い薬知らない?ミスグレッブ」
「病院に行かれてください」
「そうですね。ばいばい、ミスグレッブ」
皇后様は会釈をした。私はカーテシーで返した
全員に挨拶し終わると解散となった
参列したのは意味がある。グレッブの顔を世界に知らしめたということ。裏の反応は半端じゃなくデカいということ。これはインパクトのある重大なメッセージなのだ
ポイントオブノーリターン。引き返せないところまで来てしまったということを取引先に教えるということ
このまま日本は戦争への道を転がり落ちるということ。第三次世界大戦前夜
薬の取引やパーティーを渡り歩いた経験で言うが、有事は近い。これは肌で感じ取った。表のニュースなんかよりよっぽどはっきりしていて、確実な情報だ
金の動き。人の動き。物の動き。我々の組織に集まるのは力。我々は夢を売っている。人類の夢とは何か?その重さを足した時、地球は耐えられるだろうか?
ラインナップを増やした
自殺促進薬。これは、その名の通り、自殺を促す薬である。これは表でも流通させるつもりだ(各国政府に破格の一粒十万円で売りつけ、配給で一般市民に供給させる)
原理はこうだ。飲んだ八の嫌な思い出だけをフラッシュバックさせ、パニック状態にさせるといったものだ
効果は四六時中続く。前頭葉に作用し、例えば、誰かに嫌なことを言われたとか、嫌な目に遭ったとか、そういう記憶を引っ張り出して、妄想として見せるのだ
服用者はこの世の終わりだと思い、悲しい気持ちになる。事態はどんどん悪化する。やがて自殺に至る
何故この薬を開発したか?武器も無しに敵がすぐそこまで迫ってきたらどうする?家の中にいて、敵の兵隊が来るのを怯えながら待つか?酷い殺され方をするかもしれない
なら、この薬の出番だ。悲しい気持ちになった時、勝手に脳内で哀愁漂う曲が鳴ったりするだろう?それと同じ理論だ。服用すれば心理状態が一変する
暗い日曜日が流れ(知っていればの話だが)、死ななきゃいけないという気持ちになり、敵が来る前に死ぬ事が出来る。兵隊に殺されるよりマシな死に方ができるとは保証しないが
自殺しなければいけない状況で、しかし勇気がない。そんな時、背中を押してくれるのがこの薬と言う訳だ
もう一つは発熱薬。ただ体温が上がるだけの代物だ。生姜とにんにくと唐辛子を磨り潰して作った。中の空洞に濃度の高いアルコールも入っている
四粒ほどで効果が出始める。熱が出たら大変だ。その日の軍隊での任務を外されるかもしれない。サボり魔に好評だろう
精神安定剤もある。服用者を大人しくさせるといった効果がある。原理は、脳内の電気信号のやり取りを鈍らせるというもの
やる気の減衰。兎も角大人しくしてて欲しいときに重宝する。被暗示性を高める効果もある。脳が陶酔状態にあり、命令に思考することなくすっと入り込み、従順になる
脳の活動が衰えるため、高度な命令はこなせないが、単純な指示なら受け付ける
やろうと思えば高純度の覚醒剤等のお楽しみ薬は作れるが、組織の理念に反する
混ぜ物の多い安物でぶっ飛んで庶民が死のうがこっちは知らない。高純度の物は我々が作らなくても存在していて、ルートがある
広く知られたドラッグを作るより、我々でしか作れない薬物を作るべきだ。それがインフィットの価値を高めているし、安全保障でもある
激レア製薬会社。それがインフィットだろう?
我々はどこでだって商売ができるし、それは世界各国容認だ。ミサイルや銃弾が降り注ぐ地だって取引はできる。向こうから避けてくれるからだ
最強なのはインフィットだってこと。エストベルクだってこと
ここはインフィットの会議室。草案の化学式を幹部に見せた
「中々よく出来てると思いますよ」
こちらはエータランズだ
「しかし、既に出回ってる薬で代用できませんか?」
やけに堅苦しい口調で言うエータランズ。会議は神聖な…何て言うんだろうな?儀式めいた空気がある
「そりゃね」
だがこっちはおとぼけ。アインシュタインやノイマンと対等でいられる者は人類史上限られる
「自殺促進薬は良く出来てると思います。もっと即効性があると良いかもしれません。発熱剤はアルコールを抜いて栄養剤にできませんか?
こちらはエクレイク。偶には会議に混ぜてやる
「精神安定剤はどう思う?」
「良いと思います。ラインナップに毒薬はないんですか?」
「そこは各国がやるだろう。ところでエクレイク。我が組織の理念は何だと思う?」
「…秘密結社…ですかね?」
「違う。そうじゃない。もうその時期は通りこしたんだ。インフィットはね、インフィットでしか作れない薬を作ることこそに価値があるんだ」
「はい」
「そうだ。面白グッズとして売ろう。庶民に普及させるんだ」
「テーブルの上にバンと手を突いて身を乗り出した
「ボス。インフィットのマル秘薬が万能だと思います。横道に逸れず、そこを重点的に伸ばせばいいかと」
エータランズが続ける
「更に強化版デパスや精神誘導剤、超強力自白剤まであります。インフィットの主力です。まだ改良の余地があります。それは、エストベルク氏にしかできないことです」
確かに一理ある
「毒薬だけど、エボラウイルスの致死率を弱め、代わりに感染力を強めるのはどうかな?」
エボラウイルスは致死率が非常に高いウイルスだ。宿主が死ぬとウイルス自体も死ぬ。如何せん感染力に欠けている。構造をちょいといじってやればいい
「それですと、ワクチンも作っておかねばなりません。どちらともなると、我々ではとても、大戦には間に合いません。ところで、一人でおやりになられた場合mどのくらいかかりますか?」
一人で?こんなに科学者がいるのに?
「半年」
「では、既存の薬に念頭を置いて下さい」
エクレイクが横槍を入れる
「それが陳腐化してしまったら?とどのつまり、インフィットはエストベルク氏のスタンドプレーィなのですよ」
「あっそう。じゃあ草案は出したから。後はそっちで開発続けて」
「yes ma'am」
ベランダに出、煙草を吸う。アークロイヤル。白。吐き出した煙が工場の煙と被る
銃があれば死寝る。戦争に行きたくないならそう言えばいい。誰かが殺す。大人しくさせたいならでかい声を出せばいい
薬でその効果を出して―ってなら、ウチら以外の製薬会社がいくらでも作ってる
ネタだよネタ。いつもいつも堅苦しいい会議で笑いを取っただけさ。しかし、ピクリともしないのな
ふいに、今まで出会ったFランク以下のガン・ガールズ達の顔がちらつく
思わず舌打ちを漏らす
「こっちまでで弱くなりそうだ」
第○○話 カルテル
「これはどういった薬なのかな?」
Los Zetasの首領、エルニョリータだ
横を見ると、怪しい光がこちらを照らしている
壁に蝋燭立てがあって、ゆらゆらと揺れていた
立て掛けられている絵画は…メキシコシティの橋だろうか?
重厚な黒檀テーブルの上には大ぶりな透明灰皿
四人くらい座れそうなふかふかのソファーが二つあり、カポと一対一で向き合う形で座っている
取引先に何度もしたことのある説明を、専門用語も交え丁寧にしていく
「効果のほどは、ご自分でお確かめになられては?女を見せる良い機会じゃないですか?」
「ふむ、しかしいきなりは」
エニョリータはLos Zetasの構成員を呼び、瓶を開け、一粒渡す
「毒見だ。やれ」
狼狽える構成員。名はエビリーニョという。先程マフィアらしい慇懃な挨拶をしてもらった
「カポ」
グズるエビリーニョの近くにいた者がハンドガンをスライドした
「si」
ぺろりと表面を舐め、ええい、儘よと口に入れ、飲み込む。用意されていた水で流し込む
「おお、おお」
一粒50億もするんだぜ、それ
ガッツポーズをして全身で力を誇示するエビリーニョ
「よし、効果はあるようだ ¡Gracias! Miss Estberg.良い商談だった」
Los Zetasとは一瓶だけの取引だ。小口だが、小さな取引も取り零さずやってこその商売だと思う
さて、終わったことだし、帰ろうか
「送り迎えはいるかな?」
「no」
「ok.¡Adiós!」
帰り道、日産・プレジデント11台に囲まれた
私は、ウィンドウを開けて凄んだ
「どこの組のモンだ?」
「Cártel de Sinaloa」
指輪をくれたマフィアじゃなさそうだ
これは読めた
Cártel de Sinaloaは予備知識として知っていて、実はさっきのLos Zetasの敵対組織なのだが、例えば、「お前らにも売ってやる」とか言って、一時的に手を組んだのかも知れない。停戦協定も兼ねているのかも知れない
値段が法額なため、やり返して来たのだ。信用は失いたくない。だから一旦は取引を成立させた。
が、恐らく誘拐やらなんやかんやあって、ウチの組にももっと寄こせとか、価格を下げろとか、化学式を寄こせとか言うのだろう。そこを先程取引を成立させたLos Zetasがかっさらうと
実にマフィアらしい手口である。価格下げるなってステイツの統合参謀本部議長に言われてるんだけどな
「だから嫌なんだよ」
まるで蔦だ美しい花や巨大な樹木は日光を求め上へ上へと成長する。こいつらは違う
地べたをはいずり回り、やたらめったらどこにでも生い茂り、美しい景観を台無しにする。今度見かけたら鎌で狩ってやろう
車から手を伸ばし、左手の指輪を見せる
「へぇ、すげぇじゃん」
こちらはCártel de Sinaloaの構成員の一人
近くまで寄って来て、物珍しそうにじろじろと見てる
「指輪の話は聞いてるよ。生憎そこの傘下でもないんでね、悪いが」
話を全部聞くつもりはなかった
インパネに仕舞っておいたベレッタを高速で取り出し奴の顔面目掛けて撃ち込む
急いでウィンドウを閉め、ドリフトでマフィアの構成員を薙ぎ倒す
防弾仕様。窓に蜘蛛の巣状の白い模様がいくつもできる
ドリフト二週目。今度は囲んでる車を薙ぎ倒す。隙間が出来た。そこ目掛けて一気にアクセルを踏み込む
今まで以上にアサルトライフルやハンドガンの銃弾が飛んでくる
アウディ A8 L。300km/h
BGM biggie - Real Niggaz (Who Shot Ya Beat)
XAMANでテカテを煽ってる親父相手にポーカーで負けたので今日はもう知らんと店のハンモックで揺られていたがぶり返しまた一勝負
「完敗だぜ」
景気付けにテキーラショットガン。テキーラと炭酸を1:1の割合で注ぎ、グラスを手のひらで覆うように持ちテーブルに叩きつける
炭酸の泡が噴き出し、零れる前に飲む
6〜7本で暫くすると酔いが回って来た
翌日、Los Zetasのエルニョリータに電話を掛ける
「今後一切、如何なるマフィア・ギャングとは取引はしない」
「何だ?一体どうしたって言うんだ?」
「とぼけるな。昨日襲撃を受けた」
「どこの組だね?我々にはその情報はないが…」
「Cártel de Sinaloaと抗争を再開しろ」
「それはできない。せっかく結託したんだ」
「では私はどうすればいい?」
「もう少し安くならないかな?」
では一言言っておきます。飛ぶ薬感覚で考えていると痛い目を見ると」
「しかし…」
「では指輪を全部捨てます」
「それは困る。他のマフィアンとの兼ね合いもある
こういう組織犯罪集団は、横の繋がりがある。メンツという奴だ。お前のせいで我々の組とインフィットの繋がりが途絶えたぞ、と。これを恐れているわけだ。制裁は必至
話を整理しよう。まず米軍との大口取引があるので、私はそこを重視している。大量に買ってくれるし、高く売れる。正規の軍なので信用もある。対してマフィアとの窓口は開設されたばかりだし、剰え早々に抗争に巻き込まれた
小粒で、不安定すぎる。私はマフィア・ギャングに大して魅力を感じていなかった
「指輪が欲しかっただけなんだけどな」
右手で左手の指輪を一気に外し、左手で右手の指輪を全部外すと、一気に手の中で砕いた。外に捨てる
何でボスがやけに早く白状したかって?拷問もしてないのに?Los Zetasのエビリーニョに電話を掛け、持病の薬だと言ってカポに飲ませろと指示を出しておいたのだ。インフィットの超強力自白剤をね(しかしやや抵抗感があった。さては、朝食をたらふく食った後で薬の分解が遅れてるな)。今頃、エビリーニョは自分がカポになると意気込んでいるに違いない
白い粉を一袋売れば手に入る量の金を振り込んである。今日は周辺のマフィアングループとの間で首脳会議があるそうだ。大変なことになること間違いなしだろう
エルニョリータの側近、エルリリエッタと連絡を取る
「今、ボスの様子がおかしくないか?」
スマホを手で覆う音がし、少し間がある
「「いえ、特に」
「超強力自白剤を飲ませてある。強化版デパスが欲しいなら取引しな。もうすぐ会議だろう?」
「ボスは車で向かっております」
「xx公園の小便小僧を見てみな。尿道にパケ入れといたぜ」
怒り狂ったエルリリエッタの声が聞こえたので振込先と金額を教えてやるとすぐにスマホを切る
車から降り、それを現実にする
口座を確認。ほらな?粉一袋分のマイナスが粉一袋分のプラスになった
車は乗り捨てる気はなかった。何、すぐに修理できるさ。しかし目立つ
エクレイクに電話を掛ける
「海運を根回ししてくれないか?車撃たれちゃってさ。日本に運びたい」
「今どこにおられますか?」
「グアダラハラ」
「比較的近くにパナマ湾でディーフコル社が米軍向けの軍艦を作っていますね。そこに行けば乗せてくれるかもしれません。向かわせますか?」
「嫌、いい。こちらから向かう」
「では南太平洋沿いに南下するというのはどうでしょうか?中間地点で落ち合うというのは?」
「分かった。伝えておけ」
「急ぎですか?」
「いいや、全然?さっきから戦闘ヘリコプターが後を尾けてること以外は」
唐突に割り込み電話が来る
「悪ぃ、掛けなおす」
割り込み電話に出る
「もしもし?」
すると、後ろの方で戦闘ヘリコプターが空中で大破した
思わず振り向く
電話はエストライヒャーからだ
「レーダー照射をこちらの方で確認しましたので先手を打ちました。ありがとうは?」
軍事演習でもしてたのか?
「どうも」
「ありがとうが抜けてるわ」
「¡Gracias!」
すると、かなり先にマフィアの構成員がロケットランチャーを構えて立っているではないか
「エストベルク。目の前に滴!こちらからでは間に合いません」
唇を呼んだ
"ただで帰れると思うなよ"
弾頭がこちら目掛けて真っすぐに飛んできた
避けてる暇は無い。フロントガラスに直撃。一瞬で大ひびが入る。爆薬が炸裂し、視界が赤く染まる。フロントガラスは熱で融解し始め、徐々に穴が広がっていく
まだ熱を帯びている衝撃で潰れた弾頭ごと右拳を作りパンチで吹っ飛ばす
距離を詰めた。慌てふためくロケランガール
フロントバンパーに激突させ、左の前輪で轢いた時のケツに伝わった感触は格別だった
助手席に置いておいたスマホを取る
「エストベルクだ」
「グアテマラで落ち合いましょう」
「いいや、このままパナマまで行く」
返事を聞く前にスマホを切る
BGM 6IX9INE - Billy
車の速度が余裕で余韻を置き去りにした
第○○話 イスラミック・ドリーム
僕は白いターバンを頭にくるくると巻いていた。名前はエルボミャエルって言うんだ。ターバンを巻くと、何て言うか、身が引き締まるね
まだ子供だけど、大人になった気分なんだ
そうだ、良いことを思いついた。破れかかってる枕から綿を抜き、セロハンテープでくっ付けた。お母さんに見せるんだ。どんな反応をするかな?
「お母さん、見て見て」
台所で朝食の準備をしているママが振り返ってこう答えた
「エハンドマムみたいで格好良いわよ」
お母さんはエリーフ。敬虔なイスラム教徒で、ニカーブを着ている
「えへへ、髭生やしたんだ」
「ふざけてないで支度しなさい」
今日はママと一緒にモスクに行く予定があるんだ。車で向かうと、すぐに着いた
Volkswagen Passat Alltrack TDI 4MOTION Advance
跪き、Allahに頭を下げてお祈りすると、家に帰って来た
肉のカブサ、ジャレーシュ、肉のシチュー、ラムのムガルガル、タミーズを地面に並べて、親戚一同と外で食べることになった
「エルボミャエルは今に大人物になるぞ」
他愛のない話をし、腹も膨れ、家でゴロゴロしていると、お母さんにこう言われた
「エルボミャエル、勉強は?」
学校は空爆があって一時休校。しかし、疎かにしていい訳ではない
「もうやったよ」
「嘘おっしゃい。モスクに行って帰ってきて昼食を食べたばかりでしょ?」
ママは甲高い声で僕を威嚇する
「えへへ、ばれちゃった」
あまり得意ではない社会の宿題だ。あまりやりたくない。そうだ、外に出てぶらぶらしよう。僕はお母さんに嘘を吐いた
「お母さん、畑の様子見てくる」
「それはお爺ちゃんがやることです。貴方はいいのよ」
隙を見計らい、家を抜け出してしまった
暫く道なりに近所を歩いていると、クライスラー・インペリアルが僕のすぐ横を恐ろしい程ゆっくりとしたスピードで着けてきた
フロントドアウィンドウを開け、樽の様な上半身の大きい男が低い声で言う
「君、ちょっと道を教えて欲しいんだけど。いいかな」
「うん、良いよ。どこ?」
「「72人の美女がいるところなんだけど」
「え?」
僕は口を塞がれ、すっと車の中に連れ込まれてしまった
体感時間で二時間くらいかな?僕はアジトみたいなところに連れてこられた
黒い旗に白抜き文字で僕にとっては親しみのある言葉がアラビア語で書かれていた。アッラーハクバルだ
僕はイスラム教でいうところの天国の説明を散々聞かされた
既に知っている情報を、延々と。やっぱりAllahは間違えていなかったんだ。Allahu akbar
別にそれ自体何の疑問にも思ってなかったんだ。しかし、僕は何で連れてこられたんだ?テストの点数が悪かったからかな
「Allahu akbar」
僕がそう言うと、彼らは怒り狂った。キャメルクラッチの体勢にさせられ、クリップラーじゃない方のクロスフェイスをなんべんもなんべんもやられた
「Allahu akbar」
脳がくらくらする。若干の吐き気も催した
僕は無理矢理立たされ、いきなり爆弾を体に巻き付けられた
「Allahu akbar」
それでも僕は泣かなかった
Allahu akbarと言えば通じ合えると思った。だから何度も言った
また車に乗せられて移動してるときも、高いビルに連れて行かれたときも
何度も同じ言葉を繰り返した
「Allahu akbar」
今、僕はビルの屋上に立ってる。周りには数人の大男が、Allahu akbar
「お前の役目は暗殺だ。もうすぐ王子がビルの出口から出てくる。そいつを狙うんだ」
「Allahu akbar」
「Allahu akbar」
「Allahu akbar」
「Allahu akbar」
「Allahu akbar」
Allahu akbar。僕は飛び降りた。Allahu akbar。Allahu akbar。Allahu akbar。Allahu akbar。Allahu akbar。Allahu akbar
空中で手足をバタバタさせてもがく。Allahu akbar。
ちょうどいいタイミングでコードから伸びてるスイッチを押した。Allahu akbar
「Allahu akbar」
こいつ、悪い奴なのかな
すると、程なくして僕は先程いたビルからはまた別の所にいた
そこには、見た事もない程の美女がたくさん
「僕、また戦ってこなきゃ」
美女の制止を振り切り、光が差してる場所へ急いだ。ここが出口だ
「可愛い子よ」
医師が抱き抱えている子供は、心臓が体から飛び出てどくどくと脈打っていた
劣化ウラン弾で遺伝子がおかしくなってしまったのだ
「Allahu akbar」
僕は頭にターバンを巻きつけていた。身支度が終わり、テーブルで料理を食べる
ムサビーブに蜂蜜をたっぷり付けて、コーヒーにはカルダモンを入れる
デーツを齧りながら、家族との当たり障りのない会話をこなす
すると、お母さんがこう切り出した
「今日はバージ ラファル ホテルでパーティーがあるんだけど、エミールォニも来る?」
「行く行く」
「可愛い子が来るわよ。でもまだちょっと早いかしら」
会場はバージ ラファル ホテルの、パーティー会場にも使えるだだっ広いフロアだった。着いた早々、皆に笑われた。周りは殆ど大人だったからだ。でも恥ずかしくはなかった
僕の他にも僕と同じくらいの身長の子が来ていたからだ。でも、こんなパーティーに、ニカーブ?僕は不思議に思った
彼女は、ちらちらとこちらを見て来て、ちょっとむっと来た。喋りたいことがあるなら、言えばいいのに
僕は王子で、この年だが身分がある。女の方から来ないなんて、失礼だ
大人にとっては丁度良い高さのテーブル。僕には届かないので、お母さんに料理を取ってもらうことにした
朝食はしっかり済ませてきたが、移動に時間がかかり、時刻はもう昼
僕はビーフステーキばかり食べ(僕は味が濃いのが好きなんだ)、一頻り大人の女性の相手をして楽しんだ
すると、ずかずかとこちらに向かってきたお母さん。エィンテンスっていうんだけど、手を引かれパーティーから抜け出してしまった
「もっといないの?」
「ちょっとお母さん車に忘れ物してきちゃった」
お母さんは何か怒っていた。何に怒っているのか僕には全然分からなかった
出口に向かい、ビルを出ると、護衛が付いてきた
「奥さん困ります。ちょっとお待ちください」
外に出ると、まだお母さんは怒っていた。一人で何かまくしたてている。一体誰と喋っているのだろう?
すると、上から声がした様な気がしたので、ふと向きを変えビルを見上げてみると、必死の形相の男の子が落ちてくるのが見えた
このままではぶつかってしまうだろう。横では護衛がその子に向かって銃を撃っている。しかし一発も当たらず、僕は身の危険を感じる間もなく、爆発に巻き込まれて死んでしまった
私はエィンテンス。パーティー用のドレスに着替え、朝食を取った。ムサブーニに蜂蜜を少しだけつけ、コーヒーにはカルダモンをたっぷり入れる
デーツを摘まみながら、エミールォニとの楽しい会話をする
私は徐に切り出した
「今日はバージ ラファル ホテルでパーティーがあるんだけど、エミールォニも来る?」
「行く行く」
「可愛い子が来るわよ。でもまだちょっと早いかしら」
適当にエミールォニをあしらうと外に出、Volkswagen Passat Variant TDI Highlineのキーを回し、エンジンを温めるがてら夫のエルォットに電話を掛ける
「もしもし?エミールォニのことなんだけど?」
「もしもし?何だい?」
「早い内に籍に入れておきたいのよ。今日のパーティー知ってるでしょう?向こう可愛い子連れてくるってさ」
「まだ気が早いんじゃないかい?まだ6歳だろ?ちょっと手を伸ばせば届くところに自分でも触ったことがなさそうだし」
「おっしゃい。小さいけど立つわ。何なら今しゃぶってあげて鍵付きの私のアカウントに動画を載せてあげても良いのよ。それじゃあね」
「待て、俺のだけにしろ」
電話を切り、エミールォニを呼び出し車に乗せ、パーティー会場に急ぐ
許嫁の件は向こうの方に話はしてあるのだが、あまり乗り気ではなかった。そこを懸念していた
なので、パーティーをやれば打ち解けるかもしれないから、そこで初顔合わせしましょう、というのが私からした提案だった
パーティー会場に着き、ニカーブを着たエイドの姿を見たとき、その懸念は的中した
エミールォニをその辺の女に任せ、私は隅っこで突っ立ってるエイドとその母親エマームの方へずかずかと歩を進めていく
「あんた、どういうつもりなのよ。何よその恰好」
しかし、大事にならないように小声で話す
「ええ、分かってます。パーティー用のドレスを着せようとしたのですが、小さい男の子と会わせると聞いた途端グズったので…ニカーブなら行くと約束したので…」
「だったらエミールォニのことは伝えずにここに来ればよかったでしょ?」
「すいません。何も知らせずに会わせてしまいますと、ここで騒がれても困りますので…エイドも年頃ですから、同じくらいの男の子がいいに決まってるんですけど…ねぇ?エイド?」
エイドはエミールォニの方をちらと見ていた。私もつい振り返る
怪しまれないようにすぐ向き直り、何としてでも着替えさせるように孤軍奮闘する
「着替えはあるんでしょうね?」
「車の中に…何着かありますが」
「じゃあ早く取ってきなさいよ。これじゃ何のために来たのか分からないわ。エミールォニは王子なのよ?無礼にもほどがあるわ」
「すいません…良い話だとは思うんですが…私の家系は代々サウジアラムコ勤務ですので、王子の家系と混ざるのは光栄なのですが、しかしエイドの機嫌次第ですので」
「ふーん?じゃあ治るまで待つわ。そのちんけな機嫌がね」
私は待った。視線をあちこちにやってやり過ごした。辛抱強く待った。しかしエイドは動かず、ニカーブから少しだけ出てる目をきょろきょろと動かしてエミールォニの方を見るばかり
こいつ、エミールォニに気があるのか?なかったらこの反応じゃねーべ。じゃあ何で…
体感時間はとても長く感じられた。苛々してたので、落ち着こうと努めた。しかし、エイドが…じれったいな、もう
「取りあえず挨拶だけして」
「ラー」
そう言うと、エイドは嫌がりだした。エマームの服の裾を掴み、母親の陰に隠れるように身を潜めている
子供か…嫌仕方ない。でも私はこれで諦めたわけではない。また次の機会がある
そうだ…待てよ…確かドレスを何着か持ってきたっつってたな
「キーを貸してちょうだい。私が持ってくるわ」
妥協案だ
キーを受け取ると、エミールォニを一人にしてはおけないので、手を引いて連れて行く
「もっといないの?」
「ちょっとお母さん車に忘れ物してきちゃった」
エミールォニの手を無理矢理引っ張りながらずかずかと歩いた。私の機嫌をこの子に伝えるように。エミールォニは訳も分からず速足でばたばたしながら付いてくる
「エマームの奴、最初から乗る気なんてなかったんだ。自分の可愛い娘にテメェの子供xxxでxxxxにされたくなかったとよ。悪かったなエミールォニ。年頃になるまで自分でxxいてな。それか、まだやり方も分かんねーか?」
出口に向かい、ビルを出ると、護衛が付いてきた
「奥さん困ります。ちょっとお待ちください」
こんだけの豪華なパーティーだからな。護衛くらいいるだろ。知ったこっちゃねー。無視だ。無視
すると、かなり近くで銃声がした。護衛が撃ったのだ。誰を?ここサウジだぜ?びっくりして後ろを振り向いた
護衛は上に向かってハンドガンを撃っていた。しかし"それ"には一発も当たらず、起きてることを理解する間もなく爆発に巻き込まれ、私は死んだ。エミールォニを庇う余裕すらなかった
私はエイドっていうの。普通の女の子よ。両親はサウジアラムコで働いてるわ。今日はヒジャブを着て、気分はるんるんだ
フール・ミダミスとミルクティー、それからホブズを朝食に取り、暫く家で寛いでいた。アルジャジーラを見ていると、ママの様子がおかしいことに気付いた
車のエンジンを掛け、どこかに出かけるようだ
「エイド、早くしなさい」
ちょっと遠くまで届くように言う
「ママ、どこに行くの?」
するとママはこちらにやって来て、私の目線に顔を合わせるために膝を折る
何やら一大事の空気を肌で感じ取った
「今からとても大事な人に会うの。エイドと同じ年齢の男の子よ。エミールォニ王子というの」
きょとんとする私を見ながらママは続ける
「許嫁よ。今からパーティーに向かうから、おめかししてらっしゃい」
「嫌よそんなの」
「貴女の大事なところも使ってくださるそうよ」
私は、自分の股に視線を下ろし、まじまじとヒジャブ越しに見た
事情を把握すると、私は叫び出した
「キャーーーー」
別に、イケメンなら良かったんだけど、まだエミールォニ王子の顔も知らなかったから…でも、王子ならいいわ。
でも、何で私、こんなに嫌がってるんだろう。自分の気持ちにも、まだ気づいていなかった
せめてもの抵抗で、ヒジャブを脱ぎ、タンスに仕舞ってあったニカーブのところまで走って行った
でも、すぐにママに腕を掴まれ、失速してしまう。それでも、全力でニカーブを目指した
「マ゙ーマ゙、マ゙ーマ゙」
自分の体を隠さないと。私の体は全部美しいんだから
爪で引っ掻かれ、血が出た。こんなママは初めて見た。でも、私も負けないんだから
何とかニカーブを確保すると、腹に抱え、うずくまった
ママは私の腹に何度も蹴りを入れてくる。攻撃の手が緩まないので、仕方なくやられたふりをしてやった。少し咳き込む
「ママの言うこと聞かないからよ」
ママは別のタンスからお出かけ用のドレスを持ってきて私に着せようとした。ヒジャブが引きちぎられる
「これに着替えなさい。ニカーブなんて駄目よそんなの。恥ずかしいでしょ」
「や゙ーだ、や゙ーだ」
「もし向こうが気に入ってくれなかったらどうするの」
頭を何度もたたかれるので、慌ててガードする
「や゙ーだ、や゙ーだ」
「もう間に合わないわ」
やった。勝った
何とかニカーブだけは確保した。無理矢理手を引かれる。それに抗うように踏ん張り、しかし大人の力が強いか、ズザザと引きずられてしまう。ニカーブだけは絶対に離さない
ママは後部座席のドアを開けると無理矢理私を押し込んだ
「行くだけだから。行くだけだから」
「勝手にしなさい。向こうで着替えるのよ」
ママは後部座席に乱雑にパーティー用の煌びやかな服装をどっさり放り込むと、運転席に乗り込んだ。BMW 318i ツーリングだ
「もうママ、最悪」
別に、エッチなことには抵抗はなかった。ただ、Allahuの教えで縛られているだけだ。でも、私はどこから来たんだろう?
男の子と仲良くなると子供が生まれるのかな?あらやだ、仲良くなったらいちゃいちゃだってしても良いと思ったのに。すぐに子供が生まれちゃうわ
王子様の妄想を膨らませていると、程なくして高いビルに着いた
「着いたわよ。着替えなさい」
ヒジャブを脱ぐと、ニカーブに着替えた
ママは呆れてるようだった
「向こうに何て言われるか…Allahu akbar」
「Allahu akbar」
ママは訥々と語りだした
「エイドは自分のことを美人だと思ってる?」
「思ってるわよ」
「そう。私もそう思うわ。飛び切りの美人よ。お父さんがね、こう言ってたの。サウジアラムコで働いてるでしょ?お金はあるんだけど、もう一声越えたいんだって
王子の籍に入れば地位は確固たるものになるわ。エイドとエミールォニ王子は同い年だからね。ママは丁度良いと思ったのよ
エイドは初めて知るかもしれないけど、サウジアラビアには結婚できる最低年齢を定めた法律が存在しないわ」
「何歳でも良いってこと?」
「そうよ。呑み込みが早いじゃない。今朝はあんだけグズってた癖に」
「ママがぶつから」
「まだ性に抵抗感がない思春期前の年齢を狙ったわ。お互いがお互いをあまり異性として意識する前に。友達感覚で、すっと関係が築けるように」
知らないよ。思春期って何?
「ママが引っ掻いた傷があるから今日は見せられないけど、エイドのことはママが守るから安心しなさい」
「パーティーはまた今度もあるの?」
「さぁどうかしら?でも、貴女のせいで今日という日が台無しになったことだけは確かよ。自覚しなさい。さあ行くわよ」
ママに手を引かれ、バージ ラファル ホテルに入っていく。エレベーターでたくさん階を上がっていくと、そこは煌びやかなパーティー会場だった
私とママは端っこの場所に陣取り、そこでじっと立っていた。場違いかもしれない。でも、皆知らないかもしれないけど、ニカーブを脱いだら美人なんだから
すると、私から見て左の奥の方で、私と同じくらいの大きさの男の子が見えた。直感で思ったけど、あの子がエミールォニ王子だと思う
気にならないといったら嘘になる。でも、自分の気持ちをどう説明したらいいか分からなくて…
好きなのに…でも今日は待って。そう、せめて来月くらい。またパーティーでお会いしましょ?
こんなんだったらママと喧嘩しなきゃよかったな。家を出る前は、王子の顔も知らなかったから
うん、でも、可愛い顔をしてるし、エミールォニ王子だったら、私、良いかな
気付かれないように、ちら、ちらとエミールォニ王子の方を見る
やば、目線が合った。気づかれたかも
ママは大人の女性と喋っていて、でも意識はずっと王子に行っていた
すぐ近くで繰り広げられている会話なんか全然頭に入ってなかった
「取りあえず挨拶だけして」
聞かれたので、短く答えた
「ラー」
この辺で漸く、私はこの女性がエミールォニの母親だと気づいた
私はママの服の裾を掴み、ママの陰に隠れるように身を潜めた
「キーを貸してちょうだい。私が持ってくるわ」
ママは渋々キーを差しだすと、向こうの女性はひったくるようにキーを持って行った
すると、エミールォニ王子の母親はエミールォニ王子の手を引き、どこかに行ってしまったではないか
ママはこう漏らした
「わざとよ。自慢の娘だもの。取られてたまりますか」
顔をやらなかったのはママの優しさだと思う
そういうことか。道理で。でも、エミールォニ王子のことはもう好きになってしまった
ママが何と言おうと、もう結婚を決めている
緊張がほぐれ、余裕が出て来た。ビーフステーキをママに取ってもらって食べる
もぐもぐしてると、爆発音がした
人々は皆口を揃えてAllahu akbarだった
幼い頃って、何だか知らないけど、無根拠の万能感があると思う
その万能感が言っていた。エミールォニ王子がやられたと
ビーフステーキのお皿を落とし、ニカーブを脱ぎ、下にいるエミールォニに見せるように言った
「こんなことならもっと優しくしておけばよかったわ。ごめんねエミールォニ。可愛い顔を見せてあげられなくて」
僕はエルォット。BMW X4 M40iに乗り、会社に向かっている。不意にスマホから電話が掛かって来た
知らない番号だ。出てやる
「私の鷹を知っているか?エグリルと言うんだが…」
「知らないね。あんたは誰だ?」
「嫌、知らないならいいんだ。ただm本当のことを教えてあげようと思ってね。エミールォニから何も聞いていないんだね?」
「さぁ、エミールォニは何もしていません。エミールォニは良い子です。エミールォニが何かしたんですか?」
すると、横から猛スピードでトラックが突っ込んできた。物凄い衝撃で頭も体も揺さぶられた。フロントドアガラスとリアドアガラスとフロントドアガラスが車ん中に入って来てしっちゃかめっちゃかだ
俺は意識朦朧としていく中、スマホから遠い声が聞こえた
「くたばれ」
ワシはエスクルと言う。凶行の4日前、エミールォニ王子は鷹のレースを見に来ていた。エミールォニ王子は何度も優勝経験のあるワシにこう聞いてきたのだ
「おじちゃんの鷹はレースに参加しないの?」
「ああ、この子はエグリルと言ってね、何度も優勝経験があるんだよ」
ワシの腕に止まっているエグリルをエミールォニ王子に渡した
「少し重いね」
「だろう?引退してから少し太ったんだ」
少し重いねというのは子供の手には重いという意味。ワシは冗談で、エミールォニが些細な体重の違いも見分ける事が出来るみたいに言った。通じてはないだろう
王者の佇まいのエグリル
「引退したらエグリルはどうなるの?」
「もうレースには出ないよ。後はゆっくりとした余生を送らせてやりたいんだ」
死を待つだけと受け取ったか?もう生きてても何の意味もないと?何と、エミールォニ王子はエグリルの首を掴み、捻ってしまう
止める暇は無かった
ワシは内心仰天していた
踏ん切りを付け、静かに言う
「今日はもうおしまいだから、帰りなさい」
するとすぐ返事があった
「分かった」
床にはエグリルが苦しそうにしていた
優しく拾い上げ、もう駄目だと思い、少し間を置き、力任せにエグリルの首を引きちぎってしまった
エミールォニ王子に当たるわけにも行かず…
しかし、この感情を押し殺せるわけもなく、ワシは復讐劇を始めることにした
僕はエミールォニ。パーティーの4日前、僕はこの引退した鷹の病気を見抜いた。何で気付かないんだろう?でも、教えたら怒ると思うし…
そうだ、楽にしてやろう。でも、僕がやって良いのかな…そうだ、最後のとどめはエスクルにやってもらおう
僕は、徐にエグリルの首を軽く捻った
ちらとエスクルの方を見た。思っていた反応と違うが、いつ爆発するか分からない。僕は怖くなって、すぐ帰った。あーあ、あんなこと、しなきゃよかったな
第○○話
FBIの監視に気付いたのは二日ほど前のことだね。今日はエーベルハルトの野郎に呼ばれて代官山にあるIVY PLACEに来ている
テラス席もあるカフェテリアで、エスプレッソを飲みながら雑談に興じている。深い茶色のパラソルの下でとても雰囲気が出ている
「なぁ、実は相談なんだがな」
大統領直々のご相談だ。真摯に聞いて差し上げる
「何でしょう?」
「実は2日前から異変に気付いてな。どうも監視されてる気がするんだ。気のせいならいいんだが」
そっちもかい
「実は私の方にも監視が来てまして。そうですね、こちらも2日前からです」
エーベルハルトはこちらに身を乗り出し、辺りを見回しこそこそと話しかけて来た
「今も見られてる気がする。どこからか分かるか?」
恐らくFBIだろうな。アメリカの操縦桿の一つだ
「遠くに見えるビルが怪しいと思います。ほら、エーベルハルト大統領の後ろに見える、あのビルですよ」
振り向こうとするエーベルハルトを止める
「待ってください。バレます」
「そうだな」
そう言うとエーベルハルトは落ち着きを取り戻したのか、演技掛かった動作でエスプレッソを飲みだした
後ろだっつーのに
「ふむ。ならばそれを逆手に取るのだ。FBIの連中に我の洗練された一挙手一投足を見せつけてやればいいのだ」
つってもまぁ、流石に大統領だ。様になるねぇ
「では、監視の件ですが、私にお任せください」
私は人差し指と中指でブラックカードを挟み見せつけ、そこでの支払いを済ました
エーベルハルト大統領は新聞を広げて政治について語りだした
さて、動き出すか
ここは丸ノ内ホテル。時刻は夜。怪しい時間だ
一人ですると思った?ざーんねん。警告タイムです
昼に予約を入れ、FBIに監視カメラを設置させる時間を作らせた
今頃奴らは車の中で私の様子を監視しているだろう
「目玉焼きの国からこんにちわ。エストベルクです。今回皆さんに見て頂くのは、ほんの余興です」
にゅっと羊の顔になり、邪悪な角を生やした
間を開ける
This is message.
108,000km/hでFBIの本部に行き、挨拶する
「hello.guys.」
すると、全員の注目を集めてしまった
椅子から弱弱しく立ち上がり、一人のFBI職員がこう返す
「hello.Job For a Cowboy」
また椅子から立つ者が
「hello.Saccage」
FBIはデスメタル好きなのか?
「てっきり銃で迎撃されるのかと思ったよ。ところでメッセージは受け取ったかい?」
皆一様に首をこくこくする
「私は神か悪魔か。どちらだと思う?」
皆一斉に近くの者と顔を見合わせだした
収拾がつかないのでネタばらしだ
「御覧の通り、このようなこともできます」
私はイエス・キリストの顔をした
安堵するFBI職員たち
「今日来たのは、警告するためです。エーベルハルト大統領について、何を調べておりましたか?」
すると、ドアから出て来たのは、FBIの長官らしき人物であった
肩程まで届く頭の輪郭に沿ってぺったりとカーブしてる金髪に冷ややかな青い目
胸はやや出てる方か。スタイルも良く身長は私より数センチほど低い
書類を職員に渡しに来たのだろうか?偶々居合わせたといった様子だ
「どちら様かな?」
「グレッブ・トセです」
グレッブ・トセの顔になる。すっとしていて、整っている。美人だがやや見下してるような表情をしている。庶民受けはしないので上流階級のパーティー以外では表に出さない、お気に入りの一つだ
いきなり顔が変わったのに、それをおくびにも出さない。エストベルクに戻す
「ミスグレッブなら知っているよ。何のご用件かな?」
「エーベルハルト大統領の件で来ました」
「ああ、それね。じゃ、私の部屋に来なさい」
私は長官室に案内された
ここにはエスプレッソもパラソルもない
「そこに座って。えーっと、エーベルハルト大統領についてだっけ?」
「はい」
「では、何故急にFBIが出て来たと思う?」
「さぁ…悪いことでもしてるんでしょうか?」
日本の国会議員みたいに名前が入ってる大きい文鎮みたいな置物があった。エリストファーとある
棚からごそごそと何か取り出し、それを机の上に置くエリストファー
「ディーフコル社の献金についてだよ。証拠もばっちりさ」
椅子から立ち上がり、立ったまま文書と写真を見る
一枚目はエーベルハルトと…こいつは…エーミッヒだな。何度かコンタクトを取ったことがある。世界各地にパイプを持っている。エーベルハルトがカリスマなら、こいつは陰の立役者だ
エーミッヒがパソコンの前に座っていて、エーベルハルト大統領が指示を出してる。しかしこれだけでは
文書の方に目を通す。エーベルハルトがエーミッヒに送ったメールだ。何故このような物が処分されずに残ってる?でっちあげか?まぁ、知ってるけど
内容はこうだ、我が国の自衛隊の戦力は、決定的な弱点を抱えている。一言で言ってしまうと、アメリカ頼りだということだ
物量も貧弱で、もし中国に攻め込まれれば4日で物資は尽き、たちまちの内に負けてしまう。専守防衛とは言ったものだが、その防衛についても疑問は残るところはある
例えば、極超音速ミサイルを撃ち落とす技術がないということ。それに核弾頭でも付けられれば、太刀打ちできる術はない
0996名前書いたら負けかなと思っている。2020/12/10(日) 20:34:21.22ID:kAlLKgYe0
うんこ
潜り込ませたスパイの党員の情報によると、極超音速ミサイルは命中精度があまりないので、そこが救いか
何にせよ、自衛隊の戦力を鑑みたとき、これでは夢がないのだよ。我は世界に打って出たいという野望がある。第二次世界大戦の時の独裁者の様に、我もなりたいんだよ
敵地攻撃能力に欠けた我が国の自衛隊の戦力を補強したい。そこでエストライヒャーよ、頼みがあるのだが、ニトラム・ディーフコルを世界最強の軍事会社にしてくれないか?
ほら、ご時世があるだろう?日本が敵地攻撃能力を持つことをアメリカはパンドラの箱だと言っているんだ。まぁ、最近は情勢が変わって来て、米中貿易戦争と言われているだろう?
今はまだ貿易戦争だが、これがいつ実弾の戦争になるかは分からないんだよ。味方に、強くなってもらいたいというのが最近のアメリカの論調だね
その証拠に、航続距離の長いミサイルの導入が始まろうとしている。配備はまだだが、我が国は徐々に力を付けているよ。だが、年々増してく中国の軍事予算には、対抗できないかもしれない
そう、一対一ならね。日米同盟があるから、安心だと思うんだ。日本がやられたら、中国の艦隊は太平洋に打って出る。その先にいるのはアメリカだ。太平洋を制する者、世界を制すという。戦略的に見て、ここは肝心要の筈だ
みすみす、第二次世界大戦の時に手に入れた太平洋の利権を手放すと思うか?
0998名前書いたら負けかなと思っている。2020/12/10(日) 20:34:26.65ID:kAlLKgYe0
うんこ
0999名前書いたら負けかなと思っている。2020/12/10(日) 20:34:32.60ID:kAlLKgYe0
うんこ
そうは思わない。しかし、アメリカの参戦を早めるためにあと一押しといったところだ。何か、良い手はないものか…
ところで頼みだが、三菱重工や川崎重工業には表立って軍拡を支持しずらいのだよ。軍事予算として、数字に出てしまうんだ
そこでディーフコル社が出てくる。秘密裏に金を回すし、人員も優秀なのを見繕ってくれて構わないから、ガンガン軍拡をして欲しい
党が出せる資金は実はあまりないのだが、人員に関しては、既に渡したリークがある筈だ。それを有効活用されたい
インフィットから無償でインフィットのマル秘薬を提供されているだろう?ディーフコル社の私兵はまだインフィットのマル秘薬を手にしていない外国に対してアドバンデージがある筈だ
米軍に混じって中東でドンパチしてくれて構わない。ディーフコル社は私兵もいるだろう?恩も売れる。石油プラントを占拠してもらっても構わない。ディーフコル社の利益が日本の利益だ
長々と書いてしまってすまないが、日本を世界最強の軍事超大国にしてくれないか?くれぐれもこのことは内密に。頼むよ。see you.Miss Estricher.
2ページ目に目を通す
党からディーフコル社に献金があったことを示す決定的な証拠があった
スイス銀行やアメリカのメガバンクを経由していて分かりずらい様にしてあるが、ディーフコル社の預金残高は爆増していた。党の残高は目減りしていた。明瞭な事実だ
こりゃ一体…エーベルハルトが言ってんのはミサイル防衛の話か?それとも敵地攻撃能力の方か?
うーむ、しかし今はアメリカ一強の時代。味方に付けるのは最適解だとして…盛者必衰とは言うが…しかしどのくらいの長期スパンを想定してるんだろうな
国家百年の計とは言うし…
恐らくこれは第三次世界大戦の準備だとは思うんだが、しかし分からないことがあった。第四次世界大戦はどうなる?嫌待てよ、その前に第三次世界大戦だ
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