0001田杉山脈 ★2020/11/18(水) 18:57:32.29ID:CAP_USER
タイの反政府デモに見る「韓流」の影響力
「東方神起のファンクラブから200バーツを寄付しました」
「私はGOT7のファンクラブから500バーツよ」
タイで連日続いている反体制デモを支援するため、デモ隊への寄付の動きが若者の間に広がっている。
若者からの寄付ということもあり、芸能人のファンクラブ経由での寄付という独特な方法がとられている。
当然、タイの若者に人気のある芸能人ファンクラブほど、多額の寄付を集めるということになり、デモ隊への寄付を通して、どのようなコンテンツがタイで人気があるかが明らかになっている。
そうした中で日本のコンテンツの影が極めて薄かった一方で、韓流文化の影響力の強さが見てとれる出来事があった。
タイで展開する芸能人の非公式ファンクラブからデモ隊への寄付金総額の約470万バーツ(約1,590万円)のうち、その約8割をKポップグループのファンクラブが占めたのだ。
寄付額が最大だったのは、Kポップグループ「少女時代」のファンクラブで、77万9,000バーツ。
以下は「スーパージュニア」の70万バーツ、「BTS(防弾少年団)」の45万9,000バーツなど、Kポップ勢が続いた。
日本の芸能人のファンクラブはロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」のみで、金額も3万5,000バーツにとどまった。
累積損失は215億円!「クールジャパン」の失敗
日本は一定の国内市場がある中でも、少子高齢化や人口減少を念頭に置き、海外市場の取り込みを推し進めてはいる。
官民ファンド「海外需要開拓支援機構」(クールジャパン機構)はその最たる例で、海外に日本のサブカルチャーなどの魅力を発信することを目的として、13年に政府や電通などによって設立された。
これまで同ファンドを通じて、メディア・コンテンツやインバウンドなどの分野で計48案件、総額1,053億5,000万円が投じられている。
ところがこのクールジャパン機構は設立当初から赤字を垂れ流しており、20年3月末の累積損失は215億円にも上った。
収益が低迷する日本の官民ファンドのうち損失額としては最大規模で、その運営方法の見直しが求められている。
もちろんクールジャパン機構の支援によって日本コンテンツの海外市場が拡大している側面はあるが、過去数年で特筆すべき増加といえるのは、18年時点で全体の6割を占めるアニメのみである。
映画やテレビ番組はそれぞれ微増、横ばいにとどまっている。
「ナルシスティックな日本」には危機感が必要?
日本の官民が推し進める「クールジャパン」政策はその呼び名から、海外の論文では得てして「ナルシスティック(自己陶酔的な)」と形容されることが多い。
しかしながら国民の血税を投入して膨大な赤字を積み増している現状を省みると、自己陶酔できるような状況にあるはずがない。
コンテンツ輸出振興のために今の日本に求められているのは、近年の国内メディアであふれる「日本礼賛」の風潮ではないはずだ。
海外のコンテンツ市場でアニメ以外の日本のコンテンツは競争力がさほど高くなかったという「身の丈の現実」を知ることと、その状況に対する「正しい危機感」である気がしてならない。
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20201112/se1/00m/020/002000d
【国際】「日本のコンテンツは世界中で人気」は「日本人の思い込みに過ぎない」という不都合な現実 [田杉山脈★]
http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1605517791/
「東方神起のファンクラブから200バーツを寄付しました」
「私はGOT7のファンクラブから500バーツよ」
タイで連日続いている反体制デモを支援するため、デモ隊への寄付の動きが若者の間に広がっている。
若者からの寄付ということもあり、芸能人のファンクラブ経由での寄付という独特な方法がとられている。
当然、タイの若者に人気のある芸能人ファンクラブほど、多額の寄付を集めるということになり、デモ隊への寄付を通して、どのようなコンテンツがタイで人気があるかが明らかになっている。
そうした中で日本のコンテンツの影が極めて薄かった一方で、韓流文化の影響力の強さが見てとれる出来事があった。
タイで展開する芸能人の非公式ファンクラブからデモ隊への寄付金総額の約470万バーツ(約1,590万円)のうち、その約8割をKポップグループのファンクラブが占めたのだ。
寄付額が最大だったのは、Kポップグループ「少女時代」のファンクラブで、77万9,000バーツ。
以下は「スーパージュニア」の70万バーツ、「BTS(防弾少年団)」の45万9,000バーツなど、Kポップ勢が続いた。
日本の芸能人のファンクラブはロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」のみで、金額も3万5,000バーツにとどまった。
累積損失は215億円!「クールジャパン」の失敗
日本は一定の国内市場がある中でも、少子高齢化や人口減少を念頭に置き、海外市場の取り込みを推し進めてはいる。
官民ファンド「海外需要開拓支援機構」(クールジャパン機構)はその最たる例で、海外に日本のサブカルチャーなどの魅力を発信することを目的として、13年に政府や電通などによって設立された。
これまで同ファンドを通じて、メディア・コンテンツやインバウンドなどの分野で計48案件、総額1,053億5,000万円が投じられている。
ところがこのクールジャパン機構は設立当初から赤字を垂れ流しており、20年3月末の累積損失は215億円にも上った。
収益が低迷する日本の官民ファンドのうち損失額としては最大規模で、その運営方法の見直しが求められている。
もちろんクールジャパン機構の支援によって日本コンテンツの海外市場が拡大している側面はあるが、過去数年で特筆すべき増加といえるのは、18年時点で全体の6割を占めるアニメのみである。
映画やテレビ番組はそれぞれ微増、横ばいにとどまっている。
「ナルシスティックな日本」には危機感が必要?
日本の官民が推し進める「クールジャパン」政策はその呼び名から、海外の論文では得てして「ナルシスティック(自己陶酔的な)」と形容されることが多い。
しかしながら国民の血税を投入して膨大な赤字を積み増している現状を省みると、自己陶酔できるような状況にあるはずがない。
コンテンツ輸出振興のために今の日本に求められているのは、近年の国内メディアであふれる「日本礼賛」の風潮ではないはずだ。
海外のコンテンツ市場でアニメ以外の日本のコンテンツは競争力がさほど高くなかったという「身の丈の現実」を知ることと、その状況に対する「正しい危機感」である気がしてならない。
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20201112/se1/00m/020/002000d
【国際】「日本のコンテンツは世界中で人気」は「日本人の思い込みに過ぎない」という不都合な現実 [田杉山脈★]
http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1605517791/