道路に飛び出して来たヒトを轢いてはいけないとする法律を機械が守る限り、時速20kmが限界であることは、先程書きましたが、
では何故人間の運転だと、時速60kmで走行出来るのかを説明しましょう。

それは、人間が道路状況等を判断しているからです。
思考力が人間にはあるからですね。

人工知能が発明されるまでは、完全自動運転による法定速度が無理だと専門家が言う所以です。

運転もしたことがない無免許くんには理解出来ないでしょうね。

ブレーキによる停止は、空走距離と制動距離の和となりますが、機械が空走距離をゼロのしても制動距離は発生します。
完全自動運転の機械が、停止距離イコール制動距離だとしても、
時速60kmでは、ヒトが飛び出して来てブレーキかけても27mも走ってしまうのです。
https://i.imgur.com/s8O5FVD.png

Googleが時速40km出してた時は人が乗っていましたね。
そして8,000kmの実験走行距離に対して、13回の割合で人間が事故回避操作をしていました。

道路に飛び出して来たヒトを轢いてはいけないとする法律を機械が守る限り、
時速20kmが限界であることは、物理の壁が証明しているのです。