俺は震災後、会社を立て直すためにはこれからは稼ぐことが大切と考え、長年いた管理部門を飛び出して、新たな収益部門に応募して飛び出した。その部門では学べることは多く、休日も自分の時間を使い専門知識や英語力を高めるために努力した。何より、これまでの事務屋独特の誰でもできる単純な作業からも解放され、手に職がつくワクワク感も嬉しかった。しかし、ここ数年、前にいた部門の後輩たちにもどんどん出世で抜かされ、完全にやる気を失った。お荷物といったら言いすぎかもしれないが、なぜあのような利益を生まない部門の奴らがこのご時世でも優遇され、会社を良くしようとチャレンジ精神で新しいことに手を上げた自分が冷遇されるのか。入る会社を間違えたと後悔。俺はまだ辞めてはいないが、特に大卒文系でアグレッシブなことがしたい人は、絶対に絶対に入社すべきではない。すべての電力がそうかは分からないが、比較的該当する電力は多いのでは。