https://www.nishinippon.co.jp/item/n/583127/

[原因]
・データ移行の対象は約800万件。
・九電は昨年9〜12月、約2割に当たる160万件のデータで検証を実施。
・テストしたケースは400。
・テストが不足し、点検に漏れがあり、一部が移行できず。

[影響]
・電気料金の請求書、購買電力料金の送付遅れが発生。
・料金の過少請求や個人情報の誤通知が発生。
・1月分の正しい料金が請求できない。
・昨年12月の暫定料金を請求する顧客は47万件以上。
・システム変更には複数のソフト開発業者が関わる。
・「互いの持つ情報を共有できていない部分があった。統括する立場として不備が見つけられる体制になかった。」(九電幹部談)

[対策]
・協力会社も含め2200人が休日・夜間も交代勤務で復旧作業中。
・1月下旬にシステム改修はほぼ完了。
・システムから漏れた4万件強の顧客データの一つ一つを手打ちで修正。
・電気料金を手計算して発送。
4万件の顧客データの移行ができなかったということだけど、
移行プログラムの改修をして再実行せずに人間の手でデータを入力し、
電気料金を手計算するということは、
もはやベンダーを信頼していないということを如実に物語っているな。