(つづき)
> 極値統計学の手法を使って、事故の際の予測される最大賠償額を6兆900億ユーロと推定。
> (1ユーロ120円として731兆円)
 ※ 今の1ユーロ130円だと、783.4兆円
> これを保険会社が1000年に亘って貯めるというのは現実的でないとし、
> この賠償額を貯める期間を、10年、50年、100年、500年とした場合の保険料を計算。
> (原子炉の寿命から言って、50年も現実的でない。)
> これを、ドイツの17基全体の保険プールとして扱った場合と、
> 1基毎に保険を掛けた場合に分けて、kWh当たりのコストを提示。
> (日本の原発数を50基として、プールの大きさは約3倍。プール形式にした場合の保険料は約3分の1となる。)

★貯める期間を10年とした場合の保険料:
・1基毎: 67.3ユーロ/kWh ・・・ 130円/ユーロなら 8,749.0円/kWh
・ドイツ当時17基全体のプール: 3.96ユーロ/kWh ・・・ 130円/ユーロなら 514.8円/kWh

★貯める期間を50年とした場合の保険料:
・1基毎: 8.71ユーロ/kWh ・・・ 今の130円/ユーロなら 1,132.3円/kWh
・ドイツ当時17基全体のプール: 0.51ユーロ/kWh ・・・ 今の130円/ユーロなら 66.3円/kWh

報告書本文(Web魚拓):
https://web.archive.org/web/20120916042803/http://www.kotting-uhl.de/cms/default/dokbin/392/392220.calculating_a_riskappropriate_insurance.pdf