>>541
もし2倍になんてなるのならそれはJISに準拠していないということですので
そんな測定器を使用していることの方がリスクとして大きい気がします
JISに準拠しているのならあきらかに規格から外れているのでメーカに修正させていいかと思います

あと、絶縁抵抗計は内部インピーダンスが非常に大きく短絡電流は最大でも15mAとなっていますので
常時商用電源が印加されている機器についてこれらで絶縁体を破壊してしまうというモードは考えにくいですね
ある一部の素子で特性がよっぽど劣化でもしていない限り絶縁抵抗計の電圧による影響はほぼ無いと考えて差し支えないかと思います
定格電流も概ね1mA以下ですしジュール換算しても絶縁抵抗計印加で発生する熱量なんてものはごく僅かですしね

JISに準拠した製品であればメーカで耐圧試験が行われているはずで、その電圧は100V系機器は1000V
200V系機器は1500Vでそれぞれ1分間です
あと、皆さんが言ってるMCCBでの開閉サージは条件によっては瞬時値で常規対地電圧の10倍程度となることが確認されています
電源は無限大母線と考えればオームの法則に沿った電流が流れ相当の熱量が発生します
絶縁抵抗計でのJISによる瞬時最大電圧や短絡電流とは桁が大きく違います
こういった事に比べて絶縁抵抗計によるストレスというのは非常に小さい物に感じます

そして絶縁物の劣化の様相を考えたとき、特に湿気や水溶液の影響を考えると線形特性となることは少ないように思えますそもそも絶縁耐力という概念自体は電圧に対するものなので常規対地電圧以下での測定値はちょっと頼りないように思えます

ちなみに絶縁抵抗計の50Vレンジは電話通信回路用が発端だったと記憶してます
保安器のヒューズが切れてしまうことを懸念して作った物かと