太陽光発電、年間2.4兆円の国民負担も…コスパが悪すぎる実態 AERA


建設ラッシュが続く大規模な太陽光発電所「メガソーラー」。立地や自然
破壊などを巡って、全国各地で地元住民たちによる反対運動が起きている。
そんな中、太陽光発電そのものに対しても、性能や効率を疑問視する意見
が出ている。

 立地を巡って住民との深刻なトラブルになるケースは後を絶たない。三重
県内で極端な事例がある。家の三方を、太陽光パネルで囲まれてしまったと
いうのだ。窓から数メートルのところまで太陽光パネルが迫っている。

 三重県在住の主婦がその家に住んでいた当時を振り返りながら語る。

「とても静かな場所だったので、気に入ってここに引っ越してきたのです
。ところが開発が始まって、家の周りにかなりの高さのブルーシートが張ら
れました。シートが取り払われると家のすぐ際まで太陽光パネルが迫ってい
たのです。まず、テレビがおかしくなりました。太陽光発電している日中だ
け、これまでになかったノイズが出るようになりました。反射光にも悩まさ
れ、夏になると2階の部屋は50度を超え、デジタル温度計は測定不能にな
りました。業者や自治体に何度か問い合わせて、ようやく家の周辺のパネ
ルだけ撤去していったのです」

 だが、心身にダメージを受け、引っ越しを余儀なくされた。