(続き)
一方、火力技術開発の動向は、

★METI「次世代??発電に係る技術ロードマップ 技術参考資料集」(2016/6)
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy_environment/jisedai_karyoku/pdf/report02_02_00.pdf
のp.2 から

現状の一番いいの
・石炭:820g-CO2/kWh (送電端-HHV.USC:超々臨界圧)
・LNG:340g-CO2/kWh (同上.GTCC:ガスタービン複合)

2025年頃技術確立目途
・石炭:590g-CO2/kWh (同上.IGFC:石炭ガス化燃料電池複合発電)
・LNG:280g-CO2/kWh (同上.GTFC:ガスタービン燃料電池複合発電)

https://i.imgur.com/iMKdcIF.png

出典:次世代火力発電に係る技術ロードマップの策定について
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy_environment/jisedai_karyoku/report_002.html


今現在、柏崎刈羽-6、7を含む新規制審査に合格した14基で、
過去平均の各設備利用率で計算しても、せいぜい年間1,000億kWh程度の10%程度。

石炭が一番良くて590gもあるんじゃ、2030年目標が370g-CO2/kWhなら、
2025年からあわててGTFC建設しまくったって、火力はもう、ほぼ、LNGしか焚けないじゃん?

「調整後の値」だから、世界中のCO2排出権を買いまくるつもりなのか?
たとえそれだけのロットの排出権を調達できたとしても、
IEAの2012年の排出権見通し単価で、石炭で4円/kWhくらいだから、
https://i.imgur.com/eWai0cA.png
LNGでも少なくとも2円/kWhくらいは上がってまうがな(´・ω・`)