>>826
通電火災


http://lite.blogos.com/article/218527/

阪神大震災のとき、うちの周りは幸運にも火が出なかったんですね。
避難していた小学校に行ってみたら、妹の遺体が安置されていました。
家の下敷きになっていたんです。
妹の家族、旦那と2人の子供は、外からなんとか穴を開けてもらったり、天井を外してもらって、出てきてるんですけど。
妹は震災後6時間は閉じ込められて、亡くなっていたんですよ。

でもまだ火が出なかったからよかったなと思っているんです。
神戸の長田地区で火災が発生しましたが、火が出た理由として一般的に言われているのが、電力会社が「早く電気を通さないといけない」と、電気を通したら火が出ちゃったケースです。
それは、ブレーカーを下ろそうにも家に入れなかったので。
壊れた家もブレーカーはあがったまま。
通電火災ってやつです。

お悔やみ申し上げるしかありませんが、うちにしても、妹が亡くなったまま家の下にいたので、その時火が出たらと思うとゾッとしました。
電力会社はそれでもなお、通電を急ぎます。電柱が倒れたままで、新しい電柱を建てるんですよ。
それはそれで、復旧に尽くしておられるってことなんですけど、倒れた電柱は放置されたままです。
本当にそれでいいのかなって印象を持ちました。