メリットデメリットで考えちゃいけない根拠


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◇阪神大震災で電柱の9割が倒れた

松原:そんな中、1995年に阪神淡路大震災が発生しました。
私の実家は神戸の一番東の外れの東灘区ということころにあって被災したんです。
私は発生から2日後に、東京から自転車を持って神戸に向かいました。
西宮北口というところまでは電車でいけたので、そこから自転車で。
実家に向かう道すがら、ずっと電柱が倒れているんですよ。
これじゃ自転車が進めないし、押していったとしても、倒れた電柱があるたびに持ち上げなきゃいけない。

電線も全部地面に落ちていて、怖いのと足が引っかかるので、とにかく面倒だなというのが第一印象。
実際は電柱の9割に当たる8000本ぐらいが倒れたってことなんですけど、とにかくものすごく倒れていて。
電力会社さんは「あれは自分で倒れたんじゃない」ということを盛んにアピールするんだけど、自分で倒れようが、他人が倒そうが、どちらにしても倒れているわけですね。

阪神淡路大震災の場合には、家がたくさん倒れたので、1本でも倒れると、電柱にくっついている電線の方があまりにも強くて、ドミノ倒しで電柱を引きずり倒しちゃうんですよ。
それ以来電柱には「大震災で倒れる」という印象があります。