これはインパクトある政策。さすが小池さん。

電柱ゼロへ補助金創設 東京都、市区町村の負担ゼロに
2017/1/7 12:30日本経済新聞 電子版

 東京都は2017年度、電線を地中に埋めて電柱をなくす無電柱化で、市区町村の費用負担をゼロにする補助金を創設する方針を固めた。

 補助の対象は新規に無電柱化を始めたり、既に始めていても先駆的に低コスト化に取り組んだりする市区町村。負担分全額を都が肩代わりする。無電柱化は小池百合子知事が昨夏の都知事選で公約に掲げた事業だ。進捗が遅い市区町村道の無電柱化を後押しする。
現在、都内の市区町村道を無電柱化する場合、国が55%、残る45%を都と市区町村の折半で負担する。都は17年度からこの市区町村の負担分を補助する。

 無電柱化事業は7〜8年程度かかる事例が多く、初年度は工事に先立って実施する調査設計が主となる。17年度の予算規模は2億円程度とする方針。工事が本格化する18年度以降に予算額が上積みされる見通しだ。

 無電柱化を推進する考えの小池知事は昨年末、都道での電柱新設を原則禁止する条例を策定する方針を示した。ただ都内の道路は市区町村道が全延長の9割を占める。市区町村道の無電柱化率は2%にとどまり、どう加速させるかが課題になっていた。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB06H8R_X00C17A1MM0000/