四国電力が「イクボス」宣言05月15日 12時32分nhk
部下の仕事と家庭の両立を支援する上司、いわゆる「イクボス」を進めようと、
四国電力で「イクボス」の宣言式が行われました。
「イクボス」は部下が、仕事と育児などの家庭生活を両立できるよう応援する
上司のことで、高松市の四国電力本店では15日、宣言式が行われ、
本店勤務の管理職などおよそ200人余りが参加しました。
式では四国電力の佐伯勇人社長が「会社生活と家庭生活にメリハリをつけ、
ワーク・ライフを両方、充実させていく。管理者のみなさんには部下の指導で
私生活についても理解し、気配りをしていくことをお願いしたい」とあいさつしました。
そして、佐伯社長が、管理者が部下の子育て、介護など家庭や地域への積極的な
関わりを応援することや管理者が仕事の進め方などを改善してみずから率先して
ワーク・ライフ・バランスを実践することなどを宣言しました。
このあと、「イクボス」の活動を支援するNPO法人、「ファザーリング・ジャパン」
の徳倉康之理事が講演し参加した人たちはこれからは部下の能力や制約などを基に
新しいマネージメントが求められることなどを学んでいました。
四国電力は、今後、年5日の連続休暇や育児・介護についての制度を積極的に
活用し社員の仕事と家庭生活の両立を支援することにしています。