FITのおかげでドイツでの太陽光発電は2200ユーロ/kW(2011年Q3時点)まで値下がりし、

これまでの導入設備によって昼間の電力需要のピークがすぱっとカットされるほどになっています。

太陽光パネルは他国製に押されていても、関連産業でSMAやjuwiなどの企業が育ち、

雇用を産み出しています。FITが有効に機能したのも、また事実です。

FITは例えば助成水準が高すぎれば市場が過熱し、かつ国内産業が追いつかないために

輸入が増えすぎるという欠点を有しております。

それ故確かに、その欠点を別の政策で補う必要がございます。


しかしその一方で提唱されている義務づけ型の政策は、FITを上回る効果を挙げておりますでしょうか。

少なくとも欧州数十カ国における各種政策の比較結果では、軍配はFITにあがっております

(この結果はIEA Deploying Renewables、およびスペイン太陽光の暴走後のETP2010でも

認められております)。

ご主張は、そのような定量的評価を経ておりません