精神神経学雑誌オンラインジャーナル
https://journal.jspn.or.jp/Disp?style=ofull&vol=123&year=2021&mag=0&number=4&start=214

ICD-11「精神,行動,神経発達の疾患」分類と病名の解説シリーズ
各論@
ICD-11における神経発達症群の診断について―ICD-10との相違点から考える―
森野 百合子1), 海老島 健2)

1)医療法人社団翠会成増厚生病院精神科

2)東京都立小児総合医療センター児童・思春期精神科

精神神経学雑誌 123: 214-220, 2021

 ICD-11では,児童思春期に診断される雑多な診断がひとまとめに併記されていたICD-10と異なり,
神経発達の問題と考えられる疾患をまとめて神経発達症としており,診断基準設定の背景が理解しやすく,使いやすいものとなった.

診断名も「広汎性発達障害」(ICD-10)から「自閉スペクトラム症」へと,また「多動性障害」(ICD-10)から,「注意欠如多動症」へと変更になっている.
いずれの疾患の診断基準もDSM-5の内容に準拠したものとなっているが異なる点もみられる.

これらの変更には,それぞれの疾患のとらえ方の変化が背景にあると考えられる.

森野 百合子(作品一覧・著者プロフィール) | 絵本ナビ:レビュー・通販
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普通では無い