0001ニライカナイφ ★2018/01/16(火) 09:09:20.65ID:CAP_USER
◆インドの女子大生がレイプ防止パンティを開発
■防刃・防弾、GPS機能付き
女性への性的暴力が社会問題となっているインドで、女子大生がレイプ防止パンティを開発した。
防刃・防弾で、ビデオカメラやGPSも備えている。
パンティを開発したのは、インド北部のウッタル・プラデーシュ州に住む、理系の大学生シーヌ・クマリさん(19歳)だ。
デイリーメールによると、この下着にはパスコード式の鍵がついており、刃物や銃弾にも耐えうる強さでレイプから女性を守る。
さらに、攻撃された場合は下着についているボタンを押せば、あらかじめ登録されている、
持ち主の親類や警察などに緊急連絡が行くようになっている。
GPS機能が搭載されているため、警察は女性の場所をすぐに突き止められる仕組みだ。
さらにビデオカメラが付いており、犯人の顔を録画する。
現在はまだ試作品の段階だが、地元の特許当局に申請しており、将来的にはもっと広い市場で提供したいと考えているという。
レイプ防止パンティの制作費は50ポンド(約7600円)で、生地や搭載されている機器をもっといいものにすれば市場に出せる、とクマルさんはデイリーメールに期待を語っている。
また、クマルさんはこの下着について、常に履くのではなく、単独で移動しなければいけない時や、危険な場所に行く時に使用してほしい、と話している。
■レイプ防止パンツにまつわる問題
ニュース・サイトのインターナショナル・ビジネス・タイムズ(IBT)英国版(2014年6月27日付)によると、インドでは2014年にも、「レイプ防止パンツ」が開発されたことがあった。
この時はジーンズで、理系の学校に通う女性2人が作ったものだった。
襲われた時にボタンを押せば、近くの警察署に通報される仕組みだ。
金額は60ペンス(約90円)足らずで、バッテリーが切れるまで3カ月ほど使用できる。
しかし当時、英国の慈善団体「エンド・バイオレンス・アゲンスト・ウィメン」(女性への暴力撲滅)のサラ・グリーン氏はIBT英国版に対し、レイプ防止ジーンズがレイプの問題の本質に取り組むものではなく、女性が被害に遭った場合は、レイプ防止ジーンズを履いていなかったからだ、と被害者の責任が問われかねない、と指摘していた。
2013年にも米国ニューヨークを拠点にする女性2人がレイプ防止下着を開発したことがあり、「世界初のレイプ防止パンティ」と報じられた。
しかし当時の英紙テレグラフ(2013年11月7日付)でも見られたように、この下着はレイプ犯ではなく女性側に責任を押し付けるものだ、との批判が上がった。
これを受けて開発した2人は、「被害者が悪いという考えを推奨するものではありません」との声明を発表するに至った。
■カーストや貧困......インドならではの問題
また、「インドならでは」の問題もある。
前述のIBT英国版は、カーストが低い女性が被害に遭った場合、警察は捜査に動かないと伝えている。
インドでここまで女性への性的暴力が広がっている理由の1つは、警察が動かず、加害者が法的な処罰を受けないからだと言うのだ。
さらに、2014年に開発されたレイプ防止ジーンズの価格は日本円でわずか90円ほどと言っても、インドの国民大部分にとって、気軽に手が出せる金額ではないとIBTは指摘している。
インドの英字経済紙ジ・エコノミック・タイムズによると、インドの国民平均年間所得(2016/2017年)は、約18万円だった。
デイリーメールは、今回のレイプ防止パンティを開発したクマリさんが、貧しい家庭の出身だと伝えている。
そんな彼女が開発に要した金額は、約7600円。
10代の女性が大金をはたいてどんな思いで開発したのかと考えると、インドの状況が1日でも早く改善するのを願うばかりだ。
写真:インドの女子大生がレイプ防止パンティを開発
https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2018/01/matumaru0115a-thumb-720xauto.jpg
動画:https://youtu.be/HYS65CHds8M
Newsweek 2018年1月15日(月)17時45分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9305.php
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9305_2.php
■防刃・防弾、GPS機能付き
女性への性的暴力が社会問題となっているインドで、女子大生がレイプ防止パンティを開発した。
防刃・防弾で、ビデオカメラやGPSも備えている。
パンティを開発したのは、インド北部のウッタル・プラデーシュ州に住む、理系の大学生シーヌ・クマリさん(19歳)だ。
デイリーメールによると、この下着にはパスコード式の鍵がついており、刃物や銃弾にも耐えうる強さでレイプから女性を守る。
さらに、攻撃された場合は下着についているボタンを押せば、あらかじめ登録されている、
持ち主の親類や警察などに緊急連絡が行くようになっている。
GPS機能が搭載されているため、警察は女性の場所をすぐに突き止められる仕組みだ。
さらにビデオカメラが付いており、犯人の顔を録画する。
現在はまだ試作品の段階だが、地元の特許当局に申請しており、将来的にはもっと広い市場で提供したいと考えているという。
レイプ防止パンティの制作費は50ポンド(約7600円)で、生地や搭載されている機器をもっといいものにすれば市場に出せる、とクマルさんはデイリーメールに期待を語っている。
また、クマルさんはこの下着について、常に履くのではなく、単独で移動しなければいけない時や、危険な場所に行く時に使用してほしい、と話している。
■レイプ防止パンツにまつわる問題
ニュース・サイトのインターナショナル・ビジネス・タイムズ(IBT)英国版(2014年6月27日付)によると、インドでは2014年にも、「レイプ防止パンツ」が開発されたことがあった。
この時はジーンズで、理系の学校に通う女性2人が作ったものだった。
襲われた時にボタンを押せば、近くの警察署に通報される仕組みだ。
金額は60ペンス(約90円)足らずで、バッテリーが切れるまで3カ月ほど使用できる。
しかし当時、英国の慈善団体「エンド・バイオレンス・アゲンスト・ウィメン」(女性への暴力撲滅)のサラ・グリーン氏はIBT英国版に対し、レイプ防止ジーンズがレイプの問題の本質に取り組むものではなく、女性が被害に遭った場合は、レイプ防止ジーンズを履いていなかったからだ、と被害者の責任が問われかねない、と指摘していた。
2013年にも米国ニューヨークを拠点にする女性2人がレイプ防止下着を開発したことがあり、「世界初のレイプ防止パンティ」と報じられた。
しかし当時の英紙テレグラフ(2013年11月7日付)でも見られたように、この下着はレイプ犯ではなく女性側に責任を押し付けるものだ、との批判が上がった。
これを受けて開発した2人は、「被害者が悪いという考えを推奨するものではありません」との声明を発表するに至った。
■カーストや貧困......インドならではの問題
また、「インドならでは」の問題もある。
前述のIBT英国版は、カーストが低い女性が被害に遭った場合、警察は捜査に動かないと伝えている。
インドでここまで女性への性的暴力が広がっている理由の1つは、警察が動かず、加害者が法的な処罰を受けないからだと言うのだ。
さらに、2014年に開発されたレイプ防止ジーンズの価格は日本円でわずか90円ほどと言っても、インドの国民大部分にとって、気軽に手が出せる金額ではないとIBTは指摘している。
インドの英字経済紙ジ・エコノミック・タイムズによると、インドの国民平均年間所得(2016/2017年)は、約18万円だった。
デイリーメールは、今回のレイプ防止パンティを開発したクマリさんが、貧しい家庭の出身だと伝えている。
そんな彼女が開発に要した金額は、約7600円。
10代の女性が大金をはたいてどんな思いで開発したのかと考えると、インドの状況が1日でも早く改善するのを願うばかりだ。
写真:インドの女子大生がレイプ防止パンティを開発
https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2018/01/matumaru0115a-thumb-720xauto.jpg
動画:https://youtu.be/HYS65CHds8M
Newsweek 2018年1月15日(月)17時45分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9305.php
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9305_2.php