0001ぬぬぬぬぬぬねの@芹沢健吉 ★2017/07/30(日) 21:45:21.78ID:CAP_USER
https://mantan-web.jp/article/20170729dog00m200014000c.html
セガホールディングスはこのほど、グループのブランドイメージを視覚的・聴覚的に表現した新しい「コーポレート・アイデンティティー(CI)」を設定した。子供の瞳に「SEGA」の文字が映り込むわずか3秒の映像で、使用開始の時期は今後発表されるが、ゲームソフトやCMなどに使われる予定。従来は1980〜90年代のゲームファンにはおなじみの「セ〜ガ〜」というフレーズがその役割を担ったが、なぜ今回変更したのか。セガグループの開発全体の最高責任者で、人気ゲーム「龍が如く」の生みの親として知られるセガゲームスの名越稔洋CPO(Chief Product Officer)に話を聞いた。
◇若い子たちは知らない「セ〜ガ〜」
――なぜCIを変更することになったのでしょうか?
CIは、メディアで展開されるときに音と演出を絡めて、企業のイメージを象徴することを指します。セガは社名やロゴの認知は高いのですが、CIで共通化したものを作る必要があると考えたのです。
――昔のCMでおなじみの「セ〜ガ〜」のフレーズもCIですよね。有名だと思いますが。
残念ながら、今の若い子たちは、そのCIをほぼ知りません。データの裏付けもありますが、知っているのは40歳以上の人たちで、セガがまだゲーム機を作っていたころの話ですね。前のCIが強かった分、イメージを引きずっているのです。セガも気がつくと、セガゲームス、セガ・インタラクティブ、さらにセガサミーホールディングスと組織的に分割されています。さらにゲームだけでも、PCオンライン、パッケージゲーム、スマホゲームと細分化されていて、会社のアイデンティティーをまとめるのが大変なんです。そこで「セガグループのCIを作りましょう」となったのです。
◇新CIは実験的で攻撃的
――CIをゼロから作るのは大変そうです。
「若い子が知らない」のは良い面もあって、比較対象がないのでイチから作れます。確かに前のCIは、今ではゲーム「初音ミク -Project DIVA-」のようにパロティー的に使われたり、昔の社員たちに愛着があります。ただ、それがマストだったのはハード(ゲーム機)を作っていた20年前の話で、今はコンテンツによって合う、合わないケースもあるんです。
――合わないケースとは。
例えば自動車は18歳以上を対象とした商品ですが、エンタメは、生まれたときから死ぬときまで、ターゲットになります。そして対象が広いと、商品によっては、前のCIでは合わないケースがあるんです。昔のセガは、ティーンやキッズ向けだったが、今はゲームを遊ぶ層が上(社会人)になりましたし、技術に対する考え方も変わりました。前のCIを「格好良い」と言ってくださる方がいるのはうれしいのですが、それはあの時代だからそう思えたのであって、今は違ういうことです。
――いつの間にか合わなくなったと。
ハードの製造をやめたことで、ルールのまとまりがなくなったのかもしれませんね。狙ったわけではなく、気がつくとそうなっていた感じですね。CI変更の話は、過去に何度もあったのですが、必ずもめるんです。ですが、今回は『そろそろやらないと』となって、プロジェクトが組まれたんですよ。
――開発のトップである名越さんが、わざわざ指揮を執ったのは。
デザインやプランナー、マーケティングなどそれぞれの専門家が考えるのですが、やはり対立するし、最後は誰かに決定を一任するべきなんですよ。そうなると僕がまとめるほうが早いだろうなと。
――そして、あの人の目をデザインしたCIになったというわけですね。
新CIは、実験的で攻撃的な企画なんです。目を題材にしたのもそうですし、実写化したものを素材にするCIも他社にはない。そもそもロゴが正対しない。本来ならフォーマット的には許されないんですよ。ただ「許されない」というのは、会社から見た考え。僕らが大事にしているのは四文字(SEGA)のアルファベットで、正対の優先度は高くない。むしろ正対しないことが「セガらしい」と言えるかもしれません。
セガホールディングスはこのほど、グループのブランドイメージを視覚的・聴覚的に表現した新しい「コーポレート・アイデンティティー(CI)」を設定した。子供の瞳に「SEGA」の文字が映り込むわずか3秒の映像で、使用開始の時期は今後発表されるが、ゲームソフトやCMなどに使われる予定。従来は1980〜90年代のゲームファンにはおなじみの「セ〜ガ〜」というフレーズがその役割を担ったが、なぜ今回変更したのか。セガグループの開発全体の最高責任者で、人気ゲーム「龍が如く」の生みの親として知られるセガゲームスの名越稔洋CPO(Chief Product Officer)に話を聞いた。
◇若い子たちは知らない「セ〜ガ〜」
――なぜCIを変更することになったのでしょうか?
CIは、メディアで展開されるときに音と演出を絡めて、企業のイメージを象徴することを指します。セガは社名やロゴの認知は高いのですが、CIで共通化したものを作る必要があると考えたのです。
――昔のCMでおなじみの「セ〜ガ〜」のフレーズもCIですよね。有名だと思いますが。
残念ながら、今の若い子たちは、そのCIをほぼ知りません。データの裏付けもありますが、知っているのは40歳以上の人たちで、セガがまだゲーム機を作っていたころの話ですね。前のCIが強かった分、イメージを引きずっているのです。セガも気がつくと、セガゲームス、セガ・インタラクティブ、さらにセガサミーホールディングスと組織的に分割されています。さらにゲームだけでも、PCオンライン、パッケージゲーム、スマホゲームと細分化されていて、会社のアイデンティティーをまとめるのが大変なんです。そこで「セガグループのCIを作りましょう」となったのです。
◇新CIは実験的で攻撃的
――CIをゼロから作るのは大変そうです。
「若い子が知らない」のは良い面もあって、比較対象がないのでイチから作れます。確かに前のCIは、今ではゲーム「初音ミク -Project DIVA-」のようにパロティー的に使われたり、昔の社員たちに愛着があります。ただ、それがマストだったのはハード(ゲーム機)を作っていた20年前の話で、今はコンテンツによって合う、合わないケースもあるんです。
――合わないケースとは。
例えば自動車は18歳以上を対象とした商品ですが、エンタメは、生まれたときから死ぬときまで、ターゲットになります。そして対象が広いと、商品によっては、前のCIでは合わないケースがあるんです。昔のセガは、ティーンやキッズ向けだったが、今はゲームを遊ぶ層が上(社会人)になりましたし、技術に対する考え方も変わりました。前のCIを「格好良い」と言ってくださる方がいるのはうれしいのですが、それはあの時代だからそう思えたのであって、今は違ういうことです。
――いつの間にか合わなくなったと。
ハードの製造をやめたことで、ルールのまとまりがなくなったのかもしれませんね。狙ったわけではなく、気がつくとそうなっていた感じですね。CI変更の話は、過去に何度もあったのですが、必ずもめるんです。ですが、今回は『そろそろやらないと』となって、プロジェクトが組まれたんですよ。
――開発のトップである名越さんが、わざわざ指揮を執ったのは。
デザインやプランナー、マーケティングなどそれぞれの専門家が考えるのですが、やはり対立するし、最後は誰かに決定を一任するべきなんですよ。そうなると僕がまとめるほうが早いだろうなと。
――そして、あの人の目をデザインしたCIになったというわけですね。
新CIは、実験的で攻撃的な企画なんです。目を題材にしたのもそうですし、実写化したものを素材にするCIも他社にはない。そもそもロゴが正対しない。本来ならフォーマット的には許されないんですよ。ただ「許されない」というのは、会社から見た考え。僕らが大事にしているのは四文字(SEGA)のアルファベットで、正対の優先度は高くない。むしろ正対しないことが「セガらしい」と言えるかもしれません。