2018.12.07 金

 最近は日本のマクドナルドでも一部の店舗でタッチパネル注文システムを導入しているが、イギリスのマクドナルドではこのタッチパネルに関する恐るべき事実が判明し、英国人を震撼させている。
 無料紙「メトロ」のニュースサイトが英国内のマクドナルド8店の注文タッチパネルでサンプルを採取し検査したところ、すべての店で大腸菌が検出されたという。
 客はタッチパネルで注文後、カウンターでオーダーしたものを受け取る。その前に洗面所に行って手を洗う人などほとんどいない。
 ある店のタッチパネルからは、黄色ブドウ球菌が検出されている。この菌は、血液感染症や毒素性ショック症候群を引き起こすことが知られている。
 ロンドン・メトロポリタン大学の微生物学のマテウェレ教授は「黄色ブドウ球菌はとても伝染力が強く、もし指に傷があって菌が侵入すると、とても危険な状況になる」と警鐘を鳴らしている。
 さらに、ロンドンの2店のタッチパネルで見つかったリステリア・モノサイトゲネスというバクテリアはリステリア症を引き起こし、妊婦がこれにかかると流産や死産の原因になる可能性もあるという。
「衛生状態に気をつけている人でも、一度タッチパネルに触ってしまえば、すべて台なしになる」(マテウェレ教授)
 メトロの取材に対し、マクドナルドの広報担当者は「弊社の注文タッチパネルは、従業員が頻繁に洗浄しています。また、すべての店において、食事の前に手が洗える設備を整えています」と答えている。
 マクドナルドにしても他店にしても、誰が触ったかわからない注文タッチパネルでオーダーしたら、必ず手を洗うようにしたほうがよさそうである。
https://www.cyzo.com/2018/12/post_184739_entry.html