福井県池田町の町立池田中2年の男子生徒=当時(14)=が
担任と副担任から強い叱責を受け自殺した問題で、生徒は自殺する1週間前に
「僕だけ強く怒られる。だから(学校に)行きたくない。どうしたらいいか分からない」と
母親に訴えていたことが16日、分かった。

町教育委員会が設置した調査委員会の報告書によると、
生徒のクラスでは2年生に進級した昨年4月から、30代の女性教諭が新たに副担任に就任。
生徒は同5月〜今年3月に3回、「学校に行きたくない」と登校を嫌がった。
1年時に1日だった欠席日数は2年になって6日に増え、保健室を訪れたのも2日から10日になった。

生徒は昨年11月、この副担任から未提出の課題について問われた際、
役員をしていた生徒会の活動や部活動のため遅れたと説明。
「宿題ができないなら、やらなくてよい」と副担任に言われると、
「やらせてください」と土下座しようとしたという。

自殺前日には、副担任の指導中に過呼吸のような症状を訴えていた。

報告書は
「副担任の指導に土下座しようとしたり過呼吸を訴えたりしたことは、
 生徒の追い詰められた気持ちを示すもの」と指摘。

家族には生徒のこうした様子は知らされていなかったといい、
「学校側の対応に問題があったと言わざるを得ない」と批判している。

以下ソース:時事通信 2017/10/16-20:49
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017101601145&;g=soc