徳島県立文学書道館(徳島市)は21日、館内のトイレで水漏れが発生し、
展示していた芥川賞作家・吉村萬壱さんの直筆原稿がぬれる被害があったと発表した。

同館によると、吉村さんの作品集「虚ろまんてぃっく」の後書きで、原稿用紙4枚の数か所にシミができた。
この日は休館日で、午前10時頃に出勤した職員が、作品が展示されている1階の床がぬれているのに気付いた。
同館が調べたところ、3階男子トイレの小便器の止水栓が破損し、壁から水が漏れ出したという。

同館では11日から、吉村さんの出版物や絵画など約300点を紹介する特別展を開催していた。
同館は吉村さんに連絡し、謝罪した。
特別展は当分の間、休止するという。

写真:漏れた水で吉村さんの直筆原稿がぬれた展示室
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170821/20170821-OYT1I50039-L.jpg

以下ソース:YOMIURI ONLINE 2017年08月22日 10時16分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170821-OYT1T50131.html