日本体育協会は７日、東京都内で理事会を開き、新たな組織名を「日本スポーツ協会」とし、来年４月から変更することを決めた。今月２３日の評議員会で正式に決定する。また、国民体育大会の名称も「国民スポーツ大会」に変えることを決議した。

　名称変更は日体協が創立１００周年を迎えた２０１１年に議論が始まり、１５年１０月のスポーツ庁設置などを契機に「『スポーツ』がより国民に浸透している状況がある」（日体協）として昨年から本格的な検討に入っていた。

　国民体育大会の名称変更は最終的にスポーツ基本法の改正が必要となるが、日体協としては組織名と同様に「体育」から「スポーツ」に変えることを求める。一方で、国体の略称が浸透していることから、「慣れ親しまれた名称の扱いは難しい」（日体協国体課）と、今後新たな論議を生む可能性もある。【岩壁峻】

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