運動している若者のグループ「エキタス」が15日、東京・新宿でデモをした。
東京都庁近くの公園を出発し、高層ビル街や新宿駅南口、
歌舞伎町などを巡りながら、「最低賃金いますぐ上げろ」
「税金つかって貧困なくせ」と訴えた。
エキタスは2015年秋から活動し、20代の若者が多く参加している。
小気味よいビートに訴えを乗せ、最低賃金の引き上げをはじめ、
経済格差の解消や長時間労働の是正も求めている。
今回のデモでは、既存の労働組合にも連帯を呼びかけた。
「若い人が参加しやすいように、見た目を重視して遠慮してもらっていた」という
のぼりや旗の持ち込みも初めて歓迎したところ、
連合(日本労働組合総連合会)や全労連(全国労働組合総連合)などの
傘下組合のメンバーも多く集まった。
主催者の集計では約1500人が参加したという。
都道府県ごとに定められている最低賃金は現在、
最も高い東京都でも時給932円で、最低の宮崎、
沖縄両県は714円と目標の1500円の半額以下。
仮に時給1500円で週40時間働くと、
4週間で24万円になる計算だ。
若者たちは
「1500円は『健康で文化的な最低限度の生活』に必要な最低限の金額です」
「1000円じゃなくて1500円と言うのは、
ちょっと夢があるから。夢があるというのは(生活の)
リアリティーがあるということ」と訴えた。
Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170415-00000066-asahi-soci