がん細胞を攻撃「光免疫療法」が先駆け審査指定 早期の実用化へ向け

 厚生労働省は8日、画期的な新薬が早く実用化できるよう優先的に取り扱う「先駆け審査指定制度」の対象に、
赤色光を使ってがん細胞を攻撃する「光免疫療法」で使用する薬「ASP−1929」など11品目を指定した。
 光免疫療法は、がん細胞に結びつきやすい特徴を持つ薬を投与後、赤色光を当てると、薬が光に反応してがん細胞が破壊される治療法。
現在、舌がん、喉頭がんなど頭頸部(とうけいぶ)がんの患者を対象に、日米欧で実用化に向けた最終段階の治験(臨床試験)が実施されている。
米国で実施された臨床試験では、15人の患者のうち14人で、がんが小さくなったり消えたりする効果が見られ、患者や医療関係者から注目されている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190408-00000053-mai-soci