>>557
ホビットと指輪の映像化権はトールキンの生前に売却されたもので、トールキン財団(エステート)は手をつけることができない。
トールキンの息子のクリストファー・トールキンは一貫してトールキン作品の映像化に反対の姿勢だった。
トールキン財団はクリストファーの意思(遺志)をくんでいる。
2019年のトールキンの伝記映画にも反対。

クリストファーの前妻の息子で財団のディレクターに就任したサイモン(作家・弁護士)のみが映像化に肯定的で、
今回のドラマにもクレジットされている。
サイモンは財団に入れてもらえるまで、クリストファーの悪口をずっと言ってた。

アマゾンはホビットと指輪の映画化権や固有名詞の使用権をソウル・ゼインツカンパニーにから購入。
「ドラマ化権」をソウル・ゼインツカンパニーが保有していなかったので、
財団に数百億円払ってドラマ化権を手に入れた。
その際に、トールキンの死後に出版された資料の映像化権等も手に入れようとしていたが、失敗したとされている。

ナズグルの副首領「東夷のハムール」や「青のイスタリ、パルランドとアラタール」の名前はトールキンの死後に出版された資料にのみ記載。
映画化前は指輪カードゲーム(Iron Crown Enterprises)でもその名前が使用されていた。
当時はトールキン財団が使用許可を出していた。
しかし、映画化以降に出たゲームでは財団の要請により「ハムール」等の名前が使用不可になっている。
(この時期、指輪とホビットに出てくる固有名詞使用ルールも厳格化され、
数あるゲームから「ホビット」が一掃された)

なお、ソシャゲの「ロード・オブ・ザ・リング 戦いの夜明け」では「東夷のハムール」の名前が使えているので、
財団の姿勢が再び変化しているのかもしれない。