「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック ~女子刑務所での13ヵ月~」

出版社 駒草出版
発売日 2018/4/25

笑って泣いて、共感して……ドラマよりリアルな獄中記。
この物語は、今を生きる女たち、そして人間たちへの賛歌!

実体験を元にしたノンフィクション、そしてそのドラマ化作品が評判を呼び、 全米で息の長い人気を博している
『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』。その初の日本語版が登場。
「踏み外したら、女人の社会が受け止めてくれた。たくましくも優しい女たち のサヴァイヴァル物語」佐久間裕美子
ライター、『ピンヒールははかない』(幻冬舎)著者)

若気の至りから麻薬取引に関わり、その10年後に突然起訴され、受刑者となった、白人&中流階級のインテリ女性、パイパー。
家族やフィアンセと離れ、劣悪な環境(衛生状態、食事、健康への配慮や文化・情報の欠如など)に押し込まれ、さまざまな
バックグラウンド(人種、階層、犯罪歴等)をもつ受刑者たちとの共同生活を余儀なくされることに。
ないないづくしの生活を、少しでも楽しむために、知恵を絞り、ユーモアで味付けしながら、自分の居場所をつくっていく
受刑者たち。当初はとまどいを隠せなかったパイパーも、持ち前のコミュニケーション能力をしだいに発揮し、徐々に自分
のスタンスを確立していく。 それぞれに辛い事情を抱えながら、シャバの世界から足を踏み外し、受刑者となった女たち。そのひとりひとりを冷静に観察
しながら、社会のしくみの不条理にまで思いをはせるパイパーの思いやりの深さと知性が光る、読み応えたっぷりの回想記。
ドラマよりもより堅実で頑張り屋なパイパーと、ドラマよりもずっと優しい受刑者たちの、よりリアルな姿に出会える
ノンフィクション。