豪壮な松明の燃えさかる御火の神事から「那智の火祭」とも称される熊野那智大社の例大祭が、毎年7月14日に斎行されます。正式には「扇会式」または「扇祭り」といい、当日の14時頃に、飛瀧神社参道域で御火神事が行われます。
その際に用いられる大松明は、桧の割板を桶のように輪じめにしたもので、重さは約50kg程もあり、12体奉製されます。祭の主体である扇神輿は、熊野那智大社に祀られている滝の神が、年に一度、滝本の飛瀧神社へ里帰りを行うためのもので、十二体の神々を御滝の姿で表しています。
幅1m、長さ6m程の細長い框(かまち)に赤緞子を張り、それに、金地に朱の日の丸を描いた扇を組み合わせたもの(9か所、扇計32本)と、白銅鏡八面を取り付け、さらに「光」「蝶の鬚」「縁松」「桧扇の花」などを飾り付けた、大変珍しい形をした神輿です。
https://www.jalan.net/jalan/img/2/event/0222/KL/e222371a.jpg


開催期間
2018年7月14日  10:00〜

開催場所
和歌山県那智勝浦町 熊野那智大社

交通アクセス
JRきのくに線「紀伊勝浦駅」から熊野交通バス約30分「那智山」〜徒歩15分

以下ソース:https://www.jalan.net/event/evt_222371/(じゃらん)