性的少数者(LGBT)に対する認識は国内外で進みつつあるが、社会や地域、世代、宗教などにより受け止め方は大きく異なる。知識があっても自身の問題になると戸惑うものだ。米国の女性写真家サンドラ・チェン・ワインスタインも、息子がそうだと聞かされ、崩れ落ちそうな衝撃を受けたという。神戸市中央区のミラージュ・ギャラリーで開催中の個展「Transcend(トランセンド)」の主題は「LGBT」。事実を受け入れた写真家は2016年以降、同様の経験をした米国の家族を訪ね、撮影を続けている。(堀井正純)
被写体は8組の家族。白人、アフリカ系、アジア系と人種や民族はさまざまだ。いずれの作品も、心と体の性が異なるトランスジェンダーやゲイ当人のポートレートと、家族ら大切な人と一緒に写したものを2枚一組で展示する。
ソファに座り、息子レオを抱きしめたサンドラの写真もある。2人を包むのは、柔らかな自然光。女性のように見えるレオは穏やかにほほえむ。厳かとさえいえる静かな雰囲気の美しい「母子像」に心打たれる。
社会への反発や抵抗を思わせる肉体改造によって、強烈なインパクトを残すのは上半身裸の肖像。「Asher(アッシャー)」と題された一枚で鼻やまぶたにピアス、胸の中央で心臓をかたどった入れ墨が存在感を示す。男性的な胸板を誇示するようでいて、よく見れば手術痕が残り、痛々しさもある。顔は無表情だが悲しみを秘めているようでもある。
一方、アッシャーと母とが見つめ合う一枚は慈愛に満ちている。キリスト教国では、歴史的に、同性愛者らLGBTは「異端」とみられがちで、偏見も強かっただろうが、この母はわが子へ変わらぬ愛を持ち続けているようだ。もちろん、それは、さまざまな葛藤を乗り越えてのことに違いない。
サンドラのレンズは、LGBT当人たちをごく自然に、ありのままに捉える。それでいて、内部から発光するかのように、個人の放つ誇りや輝きが写真に焼き付いている。同時に刻まれているのは「人間の尊厳」や「家族の絆」。一連の写真は、LGBTの人々やその家族も、当たり前の人間なのだということを実感させてくれる。
「Transcend」は「超越する」を意味する英語。当事者の家族だけでなく、社会やコミュニティーが、さまざまな問題を「超えて」、彼らを認めていかねばならないのだろう。
7月15日まで。月・火曜休廊。入場料200円(大学生100円、高校生以下無料)。同7日午後6時から、ワインスタイン氏による作品解説がある。参加費2千円。
神戸新聞NEXT 2018/6/26 09:25
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201806/0011388974.shtml
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【兵庫】LGBTありのまま 米の女性写真家作品展 神戸 7月15日まで。月・火曜休廊
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2018/06/26(火) 19:01:08.99ID:CAP_USER
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