大阪府吹田市内本町2丁目の旧西尾家住宅(吹田文化創造交流館)は17日から、「五月人形展」を開催する。5月6日まで。入場無料。

5月5日の端午の節句を前に、古民家を舞台に伝統文化に親しんでもらおうと、2007年から毎年開催している恒例行事。

会期中は、侍臣(じしん)を従え武具を手に鎮座する勇壮な「神武天皇」のほか、「神功(じんぐう)皇后」の子である応神天皇を抱いた「武内宿禰(たけのうちのすくね)」、戦国武将の「加藤清正」、童話の「桃太郎」など、明治から昭和初期にかけて作られた人形や武具など約20点を展示。端午の節句にまつわる掛軸も飾る。

西尾家は、江戸時代から同地で庄屋を務めた旧家。大規模な主屋をはじめ、近代的で洗練された造りの離れや茶室などが並ぶ。09年に国の重要文化財に登録、13年に庭園が国登録記念物(名勝)に指定された。



大阪日日新聞 2018年4月14日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/180414/20180414040.html