石見銀山遺跡の世界遺産登録10周年を記念した特別展「石見銀山展−銀が世界を変えた」が14日、島根県立古代出雲歴史博物館(出雲市大社町)と遺跡の地元・石見銀山資料館(大田市大森町)の2館で同時に開幕した。9月3日まで。
 鉱山町の風情が残る大森町内の「オペラハウス大森座」で開会式があり、大田市の竹腰創一市長が「10周年の取り組みが遺跡を未来へつなぐ一歩になれば」と意気込みを語った。
 石見銀山資料館では「世界とつながる日本」をテーマに展示。石見の銀によってもたらされた海外の文物を基に、江戸時代に花開いた新たな技術や文化、学問などを紹介している。

 一方、古代出雲歴史博物館は「銀でつながる世界」をテーマに、古くから築かれた銀文化、同じ世界遺産の南米・ポトシ銀山、往時の石見銀山の姿などを貴重な資料で解説している。
 仲野義文・石見銀山資料館長は「石見銀山遺跡が現代にどうつながっているのか、ぜひ2館の展示を通して見てほしい」と話している。

以下ソース:http://www.sankei.com/west/news/170715/wst1707150055-n1.html(産経WEST)