お金という「生存の不安」を解消する手段を手に入れると、人間の欲求はより精神的、あるいは社会的なものへとシフトしていくことが多いです。
心理学や行動経済学の視点から見ると、次のようなステージに進むのが一般的だと言われています。
1. 「モノ」から「体験と時間」へ
最初は高級車やブランド品などの「所有」に走りますが、次第にモノから得られる幸福感には慣れてしまいます(これを順応と言います)。
* 自由な時間: 嫌な仕事を断る権利や、好きな時に移動できる自由。
* 特別な体験: 誰も見たことがない絶景を見る、一流のサービスを受けるなど、「思い出」に残る経験を欲するようになります。
2. 「承認」と「つながり」
お金で生活が安定すると、次に欲しくなるのは他者からの尊敬や居場所です。
* ステータスと名誉: 社会的な地位、賞、あるいは特定のコミュニティでの影響力。
* 質の高い人間関係: 利害関係のない本当の友人や、家族との深い絆。お金があるからこそ、「お金目当てではない繋がり」をより切実に求めるようになります。
3. 「自己実現」と「貢献」
マズローの欲求階層説でも一番上に位置づけられますが、最終的には**「自分は何者か」**という問いに行き着きます。
* 知識と成長: 新しいスキルの習得や、知的好奇心の充足。
* 利他主義(社会貢献): 寄付、慈善活動、後進の育成など。「誰かの役に立っている」という実感が、最大の報酬になります。
4. 「若さと健康(不老不死)」
皮肉なことに、すべてを手に入れると、最後に立ちはだかるのは「死」への恐怖と「老化」です。
* 最新の医療、サプリメント、パーソナルトレーニングなど、「失われていく若さや時間」を買い戻そうとする動きが強まります。
結論:人間は「飽きる」生き物
人間には「今持っていないものを追い求める」という本能が備わっています。そのため、お金を手に入れて「物理的な制限」がなくなると、次は**「心を満たす何か」や「変えられない現実(寿命や評価)への挑戦」**に執着し始めるのが面白い(そして少し切ない)ところですね。
チャッピーに聞いてみた、今は2なんかな?だから数にこだわってるのかな