本当に大切なものとは、何か、 

「さっきから2025年ばかり見ているね」「あ、あの時代が懐かしくてね…」
自由に広げられるスクリーンをまるでスマホの画面を指でスクロールする
ように視線を動かすだけで時代を見聞きできる。ここは五次元世界。

声をかけてきたのは、普段から仲が良い友人だった。
二人はスクリーンを見つめる。五次元都市の空間は光に満ち、
人々は気の合う者同士のコミニユティで住み分けて暮らしていた。

そこでは摩擦もなく、互いを尊重し合い、ごく自然と調和が保たれていた。
テレパシーのようなもので心が通じ合うために争いもなく理解し合える空間だった。

スクリーンに映し出された2025年。スクリーン映し出される年のざわめき…

受入国を尊重せずにやりたい放題に振る舞う移民たちが映されていた。
いたるところでギャング化し組織化した移民たちの暴力や争いが頻発に起こり

街の治安を脅かしていた。連れ去られる子供やレイプに怯える女性たち。
そんな子供や女性などの社会的弱者が不安を抱えながら暮らす日々が映し出される。

警察官と揉める移民たち。警官を睨みつけ威嚇する移民。警官を殴りつける移民。
彼らの度を越えた身勝手な行動はとどまるところを知らない。
秩序の崩壊は精神の崩壊でもある。

街角から街の隅々まで重苦しい空気と常に張り詰めた緊張感が漂っていた...

決して水と油のごとく交じり合おうとせずにプラカードを持ち権利ばかり主張する
移民たちの群れの集団や夕暮れの駅前では買い物袋を抱えた老婦人を襲う移民少年。

コンビニやスーパーの食料品を盗む移民たち。街は汚れ散乱したゴミが風で舞う…
そこに映るのは既に社会が崩壊した無残な日本の姿であった...

そんなギスギスした無秩序で混沌した張り詰めた緊張感の中で生きる人々が映し出される。
当然のごとく何でもかんでも有象無象に移民を受け入れれば秩序だった社会は崩壊する。

入って来た移民たちの宗教観によって異教徒とみなし次々と焼き払われる神社仏閣。
文化や宗教の違いが衝突を生む状況など、スクロールするたび見る光景はあまりにも
痛ましい。自分たち以外認めようとしない魂。決して交じり合おうとしない魂…

注意深くそんな時代の転換点だった2025年の一コマ、一コマの色んな場面をどんどん
スクロールすると、まだ治安が良く秩序だった安全な社会が保たれていた日本が映し出された。

そんな崩壊する以前の移民反対デモの様子を発見する。そのデモをメガホンや
スピーカーなどの拡声器を使い威嚇し妨害するシバキ隊が映し出されていた...