日本のモノづくりの原点は江戸時代にまでさかのぼる。
精密機械技術、ロボット工学の源流とされ、現代のモノづくりの精神の礎は江戸時代の
からくり人形にある。糸、ぜんまい、歯車、ゴムなどを駆使して自動的に動く仕組み。

電気もセンサーもない時代に茶碗を運ぶ茶碗運び人形や矢を放つ弓曳き童子、
文字を書く人形など、その精密さ、精巧さは現代の技術者も舌を巻くほど驚く。
そんな江戸時代は職人だけではなく庶民にも記述は広まっていた。
からくり人形の設計図をまとめた「機功図彙」そんな技術伝承のようなものまであった。
そんな古くからのモノづくりの精神、匠の技、日本人の精神性の中にある心技体
今こそ日本人の持つ精神性、和の心、調和の精神が世界を変える気がする。

今目の前にある移民問題やaiなど、今起こっていることは、
ある面、人類全般に突き付けられた問題提起でもあるように感じる。