2月の予想

必死の広告も虚しく売れ残った当日券を握る
閑散とした現地、短い待機列、観測者たちの顔が曇る
いざ入場するも悲惨な光景が待ち受ける
埋まっていないアリーナ席、無人のスタンド席
観測者は沈痛な面持ちで会話すらなく異様な雰囲気だ
突然怒鳴り声が響く
出資者とおぼしき人が鬼のような顔で怒っている
謝り倒しているのは針谷社長だろうか
耐えきれず隣の人が泣き出す中ライブが始まった
VWPのみんなも様子がおかしい、バンド隊も無表情で気のない演奏を続ける
もはや歓声をあげる者はいない
MCもなく事務的に淡々と進むライブ
なんでこんなことに、どこで間違えた、地獄のような時間が過ぎる
いつのまにか終演し内容は覚えていない
帰路に着く頃にはこのあと何が起こるか、手に取るように分かっていた
神椿は解散、スタッフやアーティストは路頭に迷い、一生業界の笑いものだ
溢れ出る涙を拭いながら、私はそっと花譜のチャンネル登録を解除した