CRF28エンコード(Constant Rate Factor)
・方式:1pass(シングルパス)
・目的:品質を一定に保ちながら、ファイルサイズは自動調整
・CRF値の意味:
数値が小さいほど高画質・大容量
数値が大きいほど低画質・小容量
CRF28はやや低画質寄り(一般的にはCRF18〜23が高画質)

・メリット:
エンコードが速い(1回の処理)
手軽に使える

・デメリット:
ファイルサイズの予測が難しい
動きの激しい映像では画質が不安定になることも


2passエンコード(マルチパス)
・方式:2pass(2回の解析とエンコード)
・目的:指定したビットレートやファイルサイズに合わせて最適な画質を実現
・仕組み:
1回目:映像全体を解析して最適なビットレート配分を決定
2回目:解析結果に基づいてエンコード

・メリット:
ファイルサイズを厳密にコントロール可能
動きの激しい映像でも画質が安定しやすい

・デメリット:
エンコード時間が長い(CRFの約2倍)
設定がやや複雑