>>155
俺がまだ十代後半の時の話
主登場人物 俺:やや科学オタク(本件には関係しない) A:変人、呪、危険物などの知識がやけに豊富
俺とAは幼少期からの付き合いでよく遊んでいた

この話のときは夏でよく近所の山の中に行ってAが持ってきたモノを燃やしてみたりいじってみたりして遊んでいた(今も多くのモノの正体は不明)
そんなある日こんな話をした

A「お前さあ、蠱毒って聞いたことある?」 俺「ああ、あの毒虫を一つの容器に閉じ込めて共食いさせるやつだろ、生き残りが最強の毒虫になるやつ」
A「そう、んでさあ、この夏休みにやってみない、少し僕流に改造したやつだけど」 俺「まあやるだけなら」
そう言った次の日、Aはとても蠱毒用とは思えないでかいガラス容器を持ってきた、だいたい子ども一人寝れるくらいの底面に1mぐらいの高さ
俺「ようそんな大きいやつここまで運んだな、にしてもそんなにいるんか?」 A「ほんと目立って大変だったよ、んでこのようきにな、、、」

Aはその容器の底に10cm程度土を入れ、それから苗を順番に植えていった A「これトリカブト、この山の、これ彼岸花、これもこの山の、これスズラン、、、」
植えたのはどれも毒草でした、それから俺達は山で毒虫と雑食のゴキブリを20匹、草食のバッタを5匹集めた



俺「バッタってイネ科の草しか食わんが」 A「呪の儀式ってのはときに科学が無視されるんだよ、あんたの好きな特異点ってやつに近いのか?まあそうじゃなくてもストレス過多で食性が変わることもあるし、試しだ試し」