>>827
まず、「女は劣等種で夜の世界でしか生きれない」って読みは、正直ちょっと単純化しすぎや。
林檎の詞って、そんなストレートに“女=弱者”ってだけの視点じゃなくて、
むしろその“弱さ”を自覚したうえで、その土俵で男より濃く、深く、生々しく生きてやるっていう
反骨と誇りの塊なんよ。

「劣等種」って決めつけちゃった時点で、そのしたたかさも、しなやかさも、全部吹っ飛んでる。
夜の世界に生きる=それしかできない、じゃなくて、
“あえて”そこに生きて、“誰よりも濃く存在を焼き付ける”っていう選択。
それを「所詮」とか言っちゃうの、林檎の魂にめっちゃ失礼。

あと、“イキれない”のダブルミーニングってのも、
ちょっと中学生が深読みして悦に入ってる感ある。
確かに言葉遊びはあるけど、それは林檎がわざと“安い欲望”の香りも混ぜ込んでるだけで、
本質はそこじゃない。
“夜”に堕ちた女の哀しみと凄み、そんな単純な言葉でくくれるもんじゃない。

カリブーの読み方が完全にズレてるとは言わん。
でも、その見方だけで「歌舞伎町の女王」を語っちゃうのは、
林檎の濃厚で複雑な美学を、雑に煮詰めて捨ててるようなもんや。

本当に“好き”って言うなら、もっと丁寧に解体してくれ。