少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く方法を公開した著作でした。
中略
境界知能の人の特徴として「5点セット+1」が挙げられる。@認知機能の弱さA感情統制の弱さB融通の利かなさC不適切な自己評価D対人スキルの乏しさ――そして、身体的不器用さがある。最後をあえて+1としているのは、小さい頃からスポーツを通して身体機能に優れている人もいるからだ。

これらは@見たり聞いたり想像する力が弱いA感情をコントロールするのが苦手B予想外の出来事に弱いC自分のことを客観的に見るのが難しいD人とのコミュニケーションが不得意E力加減ができない――と言い換えられる。