北海道の事件の被害者のエピソード
ゆたぼんのどこがえらいのか理解不能

「本当にいい子だったと息子から聞いていました。なんであんな目に遭わなければいけないんでしょう……」 そう語るのは中学時代の同級生を息子にもつ母親である。 「とてもいい子で頭も良くて、進学した高校は釧路で一番偏差値の高い学校だからね」 卒業アルバムには楽しそうに友人たちと写真に写る姿が何枚も残っていた。 「高校で生徒会長を任されていた」 また中学時代に通っていた学習塾の講師はこう振り返る。 「中3の冬の冬季講習からここに通ってて高校にも合格しました。本当に真面目でやるべきことをきちんとやって日々を過ごす生徒だった。苦手な教科がないほど満遍なくできる子でしたね」 高校卒業時には学年を代表して答辞を読んでいた。 〈私たちが湖陵高校で過ごしたかけがえのない3年間の思い出は大変貴重な財産となるだろう。その思い出を胸に不確かな未来に向かって前向きに進んでいく〉 未来に向けて進んでいくと誓った長谷さん。だが、彼にはもう「不確かな未来」さえ残っていない。一刻も早い事件の全容解明がのぞまれる