>>576
僕はさなの子宮口のふちに立ってるんだ。
僕のやる仕事はね、誰でも子宮口に飛び込みそうになったら、その精子をつかまえることなんだ──つまり、精子たちは泳いでるときにどこを通ってるかなんて見やしないだろう。
そんなときに僕は、どっかから、さっととび出して行って、その子をつかまえてやらなきゃならないんだ。
一日じゅう、それだけをやればいいんだな。
さなの子宮口のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。
馬鹿げてることは知ってるよ。
でも、ほんとになりたいものといったら、それしかないね。