腹に水がたまって妊婦のように膨らみ、やがて死に至る…日本各地で発生した「謎の病」を解明した人々の闘い(レビュー)
7/19(金) 6:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad55cf59d9fd8c0c820edbec3d7e90854538dd18
腹に水がたまって妊婦のように膨らみ、やがて動けなくなって死に至る……そんな「謎の病」をご存知だろうか? 

この病は、かつて日本各地で発生し、原因も治療法も分からないことから人々を恐怖に陥れた。
医師たちの奮闘により、明治半ばには原因が寄生虫であることがわかってくるが、
その克服には、さらに100年近い時間がかかった。

「日本住血吸虫症」は「地方病」とも呼ばれ、地方病について書かれたWikipedia記事はそのおもしろさ、
読みごたえから「Wikipedia3大文学」の一つと称されている。
Wikipediaの「地方病(日本住血吸虫症)」記事の主要参考文となっている本書の読みどころとは?

COVID-19の記憶は生々しい。2019年の秋に感染が始まり、翌年の1月には、世界保健機関が新型コロナウイルスによるものであるという声明を発表した。
PCRによる検査は瞬く間に開発され、2021年にはワクチンが各国で認可された。
このスピードを『死の貝―日本住血吸虫症との闘い―』のテーマである日本住血吸虫の研究と比較すると、
医学の進歩というものがいかに素晴らしいかに刮目せざるをえない。

(以下略)