おいヒカキン!勉強しろ!

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不景気を絵に描いたような話だ。

廃業した温泉旅館(写真はHPから=現在は閉鎖)から、液晶テレビ15台とプリンター1台(計8万円相当)を盗んだとして、長野県信濃町の土木作業員・大森良輔(38)と、妻で無職の直美(34)両容疑者が4日、建造物侵入と窃盗の疑いで新潟県警妙高署に逮捕された。

単なるセコい窃盗事件にも思えるが、背後には、世知辛い現実があった。

「夫婦はこの旅館で、住み込みで働いていた元従業員なんです。旅館は3月30日に破産手続きを開始しており、廃業に伴って解雇された2人は、3月30日〜4月7日ごろ、建物に侵入し、犯行に及んだとみられています」(捜査事情通)

備品がなくなっていることに気付いた破産管財人の弁護士が警察に届け出て事件が発覚。被害品が近郊のリサイクルショップで売られていたことで足がついたという。

破産したこの旅館は妙高市の赤倉温泉に位置し、1953年から続いた、地元では有名な老舗旅館だった。

「予約サイトでの評価も高く、源泉かけ流しの展望大浴場も完備されていて、バブルのころには、スキー客にも人気がありましたね」(地元関係者)

しかし、スキー人気の低迷や、震災の影響も受け、宿泊客の減少に歯止めがかからず、近年の営業環境は厳しかったようだ。債務超過の年が続き、負債総額は5億7400万円に上るとみられている。

「破産に伴い、給料も未払いとなり、寝泊まりする場所さえ奪われたことによる犯行でしょう。2人に余罪はないようです」(前出の捜査事情通)

不況で勤め先が破産。一夜にして職も寝場所も奪われた元従業員が、困窮極まり、腹いせに夫婦で備品を略奪……切なくなる犯行だ。