ナジノ島事件
1933年5月のソビエト連邦で、モスクワとレニングラードから約6,700人が西シベリアのオビ川のなかにある無人島、ナジノ島に移送され、発生した事件である[1]。移送の目的は島を開拓し「特別村」を建設することであった。移送者には小麦粉とわずかな食糧しか与えられず、道具もなく、ほとんど着の身着のままでシベリアの過酷な環境を生き延びなければならなかった。



ナジノ島(トムスク州北部に位置する)

すぐさま病気と暴力が蔓延し、人肉食が行われた。移送が始まって13週の間に、4,000人以上が死亡するか行方不明になった。生き残っていた者も衰弱していた[2][3]。逃亡を試みた者は、監視兵が射殺した[4][5]。